今日本サッカーのトレンドは「止める・蹴る」です。
これを徹底した中村憲剛選手を筆頭に優勝を果たした川崎フロンターレの躍進が大きな影響を与えています。
それと同時に川崎を鬼木監督の前に率いた風間八宏氏のサッカー観も注目を集めています。
指導を受けた選手達も口々に「まだまだ上手くなれる」と言っているのを聞きます。
今回はその風間氏のサッカー理論ではなく、どういう発想をしているかを、風間氏の著書より読み解こうと思います。
技術論は色々なところで見れるはずですので。
これを読むことで子供へのアドバイスも変わってくるはずです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
参考図書です↓↓
普遍的

この本に書かれている技術は、ほぼすべての選手ができることで、各選手ごとに指導するベースが変わらないことが想像できます。
そもそもサッカーというスポーツが運動能力に大きく依存しすぎないスポーツであることの証明のような本でした。
「右に動いているものは、左に動けない」のように人間である以上は当てはまるようにできています。
そのためトレンドに流されることなく、今後も使える技術だということです。
一貫性

普遍的で体系立てた指導理論を確立することで、一つのぶれない柱ができます。
サッカーのトレンドがどう変わろうと導入の部分、極める作業は変わらないのです。
これは長くサッカーを続ける子供にとってはとても嬉しいことではないでしょうか。
頭が整理されているため、新たに覚えることもすんなり受け入れられるはずです。
そんな将来を考えた指導でもあるのでしょう。
寄り添う目線

風間氏の言葉は元トッププレーヤーらしからぬ、分かり易さを感じます。
これはすべての人が感覚に優れたスーパーアスリートではないことを理解しているのでしょう。
我々もつい指導する際に自分の思い描くものをぶつけるような形になってしまうことがありますが、大事なのはその子のできることを教えてあげることなのだと再認識させられます。
子供は脳も身体も未発達です。
今一度子供がどれくらいのことを理解できるのかを考えても良いかもしれません。

共通言語

この本で紹介される言葉には聞きなじみのないものが多くあり、それは風間氏独自のものです。
「矢印を出させる」や「背中をつくる」など知らない人には何を言っているか分からないはずです。
これはなにも情報漏洩を気にしているわけではなく、チームで同じものを描くために必要なことなのです。
今治FCオーナーの岡田武史さんも岡田メソッドでは独自の言葉が必要だとおっしゃていました。
ようするに汎用性の高い言葉ではその受け手の取り方も多様になってしまうため、「この言葉はこういうことだ!」という具体的なイメージの共有ができるのです。
まとめ

最後に注意しておきたいのが、この本をまねすれば誰でも上手くさせられるわけではないということです。
心のこもっていない指導・教育には効果は期待できません。
そして教える内容・教え方もその子に合わせてレベルを下げる必要があります。
この本の内容を自分なりに嚙み砕いて、情報の取捨選択を行い、たまには修正を加えながら子供に接してあげてください。
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