ふと立ち寄った見知らぬ土地で、信号待ちをしている際にその近くの小学校からものすごく楽しそうな声が聞こえてきました。
見ると、ビブスを着てミニゲームをしており、その中には大人も混じっています。
しかし、ブレーキを踏んでから離すまでの間、その声が途切れることはありませんでした。
本当に楽しそうにプレーしていたのです。
この瞬間だけで「このチームはとても良いチームだな」と判断することができます。
今回はそんな『聴いてわかる良いチームの特徴』を解説できたらと思います。
子供の所属先を考えておられる方もぜひご参考までに読んでみてください。
良いチームとは選手がたくさん喋るチーム

先述したとおり、子どもたちの賑やかな声が聞こえるチームはとても良いチームだと言えるでしょう。
なぜならそれだけ子ども達主導でサッカーが進められていると分かるからです。
自分のため、チームのために走り、考え、声を出す。
大人主導で操り人形のように動かされていればこのような声は聞かれません。
パスを要求する声。
味方に状況を伝える声。
仲間を褒めたりねぎらったりする声。
このようなサッカーに熱中しているために、自然と出てしまう声はとても素晴らしいです。
逆を言えば、残念な話ですがこのような声が一切ないようなチームも存在するということになってしまいます。
一人の選手が声を荒らげているだけでは良くない

しかし例外もいくつかあります。
その一つが、一人もしくは限りなく少数の選手が味方に何かを要求する声しか聞こえない状況です。
よくあるのがチームのエースが周りにきつく当たって上手く行かなかったら癇癪を起こしてしまうパターンです。
これは外から聴いていると賑やかに聞こえるかもしれませんが、実際には声を出している選手以外は萎縮して上手く自分の思ったようなプレーを出来ていない事がほとんどです。
このようなチームが強くならないことは誰しもがすぐ分かることだと思います。
しかし、もしこのようなチームでも指導者がその辺を厳しく躾けているようであれば大目に見て頂けると幸いです。
誰しも間違えはあり、改善するための期間も十分に必要です。
意味のない掛け声は含まれない

また指導者から強制された意味のない掛け声もこれには含まれません。
あくまでサッカーをしている時に自然と出る声だけが良いのです。
それでも最近は減ってきましたが「集中しよう!」や「声を出そう!」や「盛り上げよう!」などのあまりサッカーに関係のないテンプレート的な掛け声は一切不要です。
本当であればもっと必要な言葉があるはずです。
実際にプロの試合を見ればわかりますが、必要な言葉を必要なタイミングでしっかり伝えます。
もちろん中には「ここ集中切らすなよ!」のような先程あげた言葉に近いニュアンスの言葉も発しているかもしれませんが、ルーティーンワークのように発している小学生との差は誰が聞いても明らかかと思います。
静かな事が悪いわけではない

ここで一つ勘違いしてほしくないのが、静かなことがイコール悪いことではないということです。
何か大事な課題を与えられて取り組んでいる練習では、選手が声が出せないくらい自分自身に集中してしまうこともよくある話です。
これは逆に選手全員が意識高く練習を自分ごととして取り組めている証拠でもあるのでむしろ良いことだと言えるでしょう。
今回はあくまでも『良いチームが分かる方法』であり『良いチームと悪いチームを見分ける方法』ではありませんので誤解なきようお願いします。
まとめ

今回お伝えしたかったのは「静かなチームなんて辞めてしまえ!」といったことではありません。
今一度確認してほしいのです。
「我が子はサッカーを自分ごととして捉えられているだろうか」と。
指導者の方針によって、もしくは指導者の未熟故に今回のような事になってしまう場合もありますが、これは変えようがありません。
しかし保護者さんが我が子をこのような状況に追い込むことだけは避けてほしいと思います。
人は自分で選択して行動した時にだけよく学習する生き物です。
「上達してほしい」と願うのであれば、子供が自分ごととしてサッカーを捉えることができるように接していきましょう。
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