よく保護者さんから「褒める指導方針なんですね」や「意外と厳しく言うんですね」など言われることがあります。
ご家庭でも教育方針を迷われるかと思いますが、メディアで取り上げられるトレンドは日々変わります。
そこで今回は教育に関する普遍的な部分をお話しできればと思っています!
ぜひ最後まで読んでください。
どっちが正しい?

まずこれが結論になります。
どちらも正しくありません。
教育はそんな簡単な解釈ができるものではありません。
厳しくもあり、愛のある接し方が必要です。
もし「褒めれば褒めるだけいいです!」や「叱らないと子供には分かりません」など端的な事ばかり言う人がいたら、、、、そっと離れましょう!
褒める

では、褒めるのが悪いかというとそうではありません。
むしろ、素晴らしい努力をして結果を掴んだのならしっかりと褒めてやるべきです。
これができない人は教育はおろか、人の上に立てません。
ここで大事なのが過程を褒めるということです。
努力を重ねた上にその結果がついてきているはずなので、「よく頑張ったね」や「よく諦めなかったね」や「よく続けたね」などその過程を褒めましょう。
結果ばかり褒めてしまうと、子供は結果ばかり気にしてしまいます。
子供は褒められるということで、自分の中の「ものさし」を作っています。
「これはどうかな?」「こうしたらどうかな?」と、
そして「お!褒められたぞ!次はこうしたらもっと褒めてくれるかな?」
といった感じです。
叱る

子供は未熟なのでしっかりと熱意をもって伝えることも大事です。
ここを中途半端にしている人がとても多いです。
「褒めないといけない」「叱ってはいけない」という情報からがんじがらめになって、
怒るでも怒らないでもないような態度で接してしまう。
この対応のせいで子供は何が大事なことかも分からず、
大人が道しるべになるという信頼も持てず、
社会不適合な行動をとってしまうようになります。
本当に良くないことをしたときは叱ることも必要です。
詳しくは下の記事を。
大人の役割について書いています。

無視と共感

では、褒めると叱るで対処するのかというとそれも違います。
褒めると𠮟るは両極端で一番多くする対応といえばこの無視と共感です。
無視というと聞こえが悪いですが、言い方を変えれば褒めないということです。
何も子供の行動すべてに反応しなければいけないわけではありません。
そんなことをしていては大人が疲弊してしまいます。
もちろん話しかけられれば反応しますし、会話もします。
しかし善悪の2パターン以外の部分が多い実社会で、褒めると𠮟るだけをしていては子供の寛容さが失われてしまいます。
グレーゾーンを許容できるかが重要なのです。
次に共感です。
これはそのグレーな事に対して反応しなければいけないときに使うといいでしょう。
褒めるわけではなく起こった事象に対してそのまま反応します。
例えば子供が「さっきの僕のシュート見た⁉」と言ってきたら、
「見たよ!シュート打ってたね!惜しかったね!」と返します。
決して「よくシュートを打ったぞ!」や「外れたけどナイスシュートだった!」などの褒める言葉は遣いません。
子供は単純に「シュートを打てばいいんだ」と思うからです。
ゴールには入っていないわけですから、子供が繰り返すべきプレーではありませんよね。
ここを間違えた時点から子供の「ものさし」は狂い始めます。
まとめ
褒めるか叱るかの2択で考えられるほど教育は甘いものではありません。
そして子供をコントーロールしようとするなど言語道断です。
コントロールするのではなく自立できるように子供と真剣に向き合ってください。
してはいけないこと・するべきこと・そのどちらでもないことを判断できる能力と経験を学ばせてあげると良いでしょう!

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