
ストライカー育成については日本でも決定力不足という課題が長年言われ続けています。
指導現場で当たり前のように使われている言葉・考えに対して、よく考えてみればおかしいこともたくさんあり、今回はその凝り固まった考えへの”アンチテーゼ”になればと思い発信します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ストライカー育成に対する間違い
- コーチングの間違い
- 意識の間違い
- 決定力の間違い
コーチングの間違い

「シュートが入らないのはシュートを打ってないからだ」という考えから
「シュートで終われ‼」
などと言う声掛けをよく耳にします。
そういわれた選手が無理な体勢からシュートして外れる。
それに対してコーチから「いいぞ!ナイスシュート!」
本当にそうでしょうか?甚だ疑問です。
打っても入らないシュートをいくら打ってもレベルは上がらないのではないでしょうか。
もちろん打つこと自体は否定しませんが…
また技術を伸ばすためには”意識”が大事です。
シュートであれば、どこを狙って打つのか。
シュートブロックに来た選手の右なのか、左なのか、それとも股下か、上か。
ゴールのどこを狙うのか。右上・左上・右下・左下。
どういう軌道のボールが蹴りたいのか、
どのタイミングで蹴ったほうが良いのか、
など考えるべきことはたくさんあります。
つまりそれだけ選手に対して要求するべきことがあるということです。
それなのにタイミング以前にシュートチャンスでもないような場面で、打てというのは選手にとって酷な話です。
シュートチャンスをみすみす逃すのは勿体ないですが、「シュートで終われ‼」では誤解が生まれるでしょう。
意識の間違い

続いてもよく聞く言葉ではないでしょうか。
「点取り屋はエゴイストなんだ」と。
これは大きく間違っていないかもしれませんが、この意識がチームを壊しているパターンをたくさん見てきました。
これは「点を取りたい」という気持ちが悪いのではなく、単純に正しく判断できていないことが良くないのです。
勝利のために「チームで点を取りたい」とあるべきで「自分が点を取りたい」では駄目だということです。
(もちろん「誰かが点を取るだろう」は論外です。)
パスをすれば1点が入るシーンでシュートする。
このような選手はどこもいりません。
そんなイメージを持ってしまう「エゴイスト」という言葉は使わない方が良いのではないでしょうか。
決定力の間違い

これは海外で活躍した某日本人選手の言葉ですが、
「決定力は技術」です。
これには大賛成です。
シュート技術が高ければゴールに入ります。
ゴールが決められないのは狙ったところにボールを蹴れないことが最も大きな要因です。
昔、日本人には技術はあると言われていましたが、それには「サッカー先進国ではないのに」という前置きが付きます。
現在も海外サッカーと見比べても技術は格段に海外の方が上です。
下手したら2部リーグの技術力にも劣るのではないでしょうか。
そのことを認識して、謙虚に「技術」と向き合うことが、決定力不足解消に繋がるのではないかと思っています。
まとめ

今回の意見が必ずしもすべて正しいとは言いませんが、一つの偏った意見に全員が迎合するのはサッカー界全体としていささか不健康ではないかなと思っています。
色々な意見を持った人が発信し、その中でそれぞれが取捨選択し”自分のサッカー観”を築き上げるほうが良いかなと。
今回の意見がこの記事の読者の中でその一つとなれば幸いです。
シュートに関する別記事もありますのでもし時間があれば見てみてください。


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