技術・考え方

敗因は『消極性』か。イラン戦を考える

今回のアジアカップ先程終わりましたが、非常に残念な結果でした。

史上最強との呼び声は間違いないものの、なぜあのように上手くいかないのでしょう。

今回の意見の中には、「選手起用が…」や「あの選手がいれば…」のようなものから、「きっとなめていたんだ」や「気合が足りなかった」のような精神面を疑問視する声までたくさん見られました。

それと同じでもつまらないので、今回はそれとは違う感想の部分をお伝えできればと思います。

浮上する様々な反省点

今回の内容的な修正点としては、

  1. セットプレーでの数的不利やマークのずれ
  2. ピン留めされたサイドバックの前スペースのケア
  3. 攻守に限らず見られたボールの譲り合い
  4. 攻撃時のゴール前への人数の少なさ
  5. ボールロスト後の迫力ある守備の徹底

があったかと思います。

しかしおそらくこれは分析である程度修正されるはずです。

大きな問題点はもっと別の所にあるように感じています。

消極的な日本代表

今大会での浮き出た弱点はチーム全体にある『消極性』です。

中央で受けた選手がなかなか前を向かない。

シュートの打てるシーンで打たない。

クロスを上げられるシーンで上げない。

ゴール前に人数をかけない。

、のように主に攻撃面ですね。

なぜこのような消極的な日本代表になってしまったのでしょうか。

海外組が増えたことによる副作用⁉

これは海外組がその特殊な環境を認識できていないことにあると思います。

昨今の日本代表選考は「海外組だけで3チーム作れる」と言われるほど悩ましい状況です。

それに伴い選手たちの頭の中も完全に海外仕様になっています。

私はこれが最も大きな問題となっていると考えています。

海外仕様になったと言えどみんな心も体も日本人です。

(久保選手を除いては。)

これはデバイスとOSが違うようなものです。

AndroidにiOSがのっていたら動作しないように、日本人の心身を持った選手が海外仕様になってしまったことで誤認識がおきているのだと考えます。

普段チャレンジできているのは雰囲気のおかげ⁉

海外の選手はとてもチャレンジングです。

そしてそれを認める文化もあります。

よくヨーロッパでサッカーをした選手が「日本のサッカーは別競技」と言いますが、海外の選手は攻守においてとても思い切りが良いのです。

これがインテンシティの差に繋がっています。

そしてその中でプレーしている選手ももちろんそちら側に染まります。

一見するといいことですよよね?

しかし違うのです。

海外でするプレーは「数ある積極的失敗のうちの一つ」として注目すらされませんが、日本人の中でするプレーは「消極的、もしくはちょっと積極的かな?」くらいの中での失敗として悪目立ちしてしまいます。

いつもなら、

「あいつら(チームメイト)はむちゃくちゃなプレーするから、ちょっとくらいミスっても大丈夫か!」

と無意識に思えているからこそできているプレーも、日本人の中になると

「今ミスをしたらこの試合を自分が台無しにしてしまう」

という心情になってしまうはずです。

要は相対的にチャレンジをしにくい状態を海外組のなかで作り上げてしまっているのです。

これまでの日本代表にいた、そのメンタルを払拭する存在

しかし、これまでも香川選手や乾選手、大迫選手に原口選手のようなヨーロッパで活躍する選手がいたにも関わらず今回のようなことにならなかったのはなぜなのでしょうか。

それには下記のような2つの要因があると感じています。

  • その状況を予測、対処できるベテランの存在
  • 率先してトライ・アンド・エラーを繰り返せる挑戦者の存在

です。

これまでの日本代表はいつの世代もベテランが健在で、

川口能活選手、中村俊輔選手、川島永嗣選手、長谷部誠選手、吉田麻也選手、長友佑都選手

のような試合に出てなくても結果に影響を与える選手がいました。

しかし今はいません。

チーム内に影響力があり、悪い雰囲気を察知できるリーダーはどのチームにも必要不可欠です。

そしてもう一つ、全体のチャレンジャースピリットに火をつける存在がいます。

それが本田圭佑選手のような恐れを知らない根っからのチャレンジャーの存在です。

それこそ「あいつもやってるし自分も負けてられない」となることで周りの人間も、日本人特有のコンフォートゾーンから飛び出し、挑戦し、成功に漕ぎ着けるのです。

残念ながら今の日本代表にはこの内のどちらもいません。

今後の日本代表の在り方

しかし時代が変わっているのは事実でいつまでも「昔は良かった」なんて言ってられません。

今後、日本代表がその状況を打破するための取り組みはいたってシンプルです。

全員がその環境の特殊さ、自身のOSとの明らかな違いを理解するのです。

そうすることで日本代表に戻った時に「自分が先頭を切って戦う姿勢を見せないと!」のようなマインドに変わるはずです。

こうなることで日本はまた一歩先に進めるはずです。

まとめ

「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」と言いますが、今回のアジアカップはこの内最も普遍的な我らが民族について、受け入れざるを得ない大切な歴史的経験になったのではないでしょうか。

いつまでも「大会前が悪いほうが結果を残せる」ではダメです。

焦りや不安での行動はとても燃費が悪いのですから。

そんなことがなくとも「自分たちはそういう民族だから」と腹をくくっていの一番に、アタックできる人が増えることで今後の大会の結果も大きく変わってくるはずです。

テクノロジーの進化によって数値化し分析できることは増えましたが、今回のような内容は上がってきてはいないのではないでしょうか。

余談ですがもしかすると「気合と根性が大事」というのは今回のようなことを解決するための知恵だったのかもしれません。

日本サッカー全体で考え、精進していきましょう!

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