徐々に先のことを考えセレクションの話が出てくる時期ですね。
「強豪チームのセレクションで選ばれて鼻高々」なんて声もよく聞きますから、ここを一つの登竜門的に考えている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに私はこの「セレクション信仰」はあまり好きではありません。
むしろセレクションから漏れた才能がどうすればサッカー界で評価されるかを考える毎日で、これもその一環といえます。
そこで保護者の方にはセレクションについてを正しく認識してもらいたく、一歩引いた目線で考えられるような記事を作ろうと思いました。
これを読むことで運営サイドの考えも理解しつつ、もし落ちたとしてもそこまで深いダメージを追わずに済むのではないかと考えています。
ぜひともご一読を。
なぜセレクション?

まず初めになぜクラブがセレクションをするのか、簡単なところから説明できればと思います。
Jクラブの下部組織などはスカウトの眼から漏れた才能を見つける的な意味合いが大きいかと。
関係者同士の連携もありますし、その地域の優れた選手はある程度チェック済みです。
そこから漏れた選手が万が一にもいないか確かめるのがセレクションとなるのでしょう。
保護者に対して「品質を担保する」側面も
更にその下に位置するクラブも多く存在しますが、その中でセレクションを行っているのはいわゆる「強豪クラブ」と呼ばれるチームでしょう。
J下部などのトップに引っかからなかった選手たちが受けることが多いですが、この中にも可能性に溢れる上手な子はたくさんいます。
このようなクラブがセレクションを行うのは「品質担保」のためという側面が少なからず存在します。
サッカークラブでいう「品質」とはその練習環境です。
監督・コーチの目は行き届くのか、試合には出れるのか、チーム全体のレベルは高いのか、、、
このようなものがクラブから保護者に対する品質となります。
「入れたはいいけど全然コーチが見てくれない」
「全然試合に出られない」
「チームに初心者が数人いて練習のレベルを下げざるを得ない」
などは『サッカーの指導』というサービスを受けるにあたってあまり望ましいものではありませんよね。
塾などでもこのようなことはあるかと思います。
このような問題を引き起こさないために、きちんと指導者体勢・大会レギュレーションに適した選手数を揃え、高いレベルの選手をセレクトするのです。
「お金集め」の側面も⁉

チームにもよるとは思いますが、イベントとして運営してその参加費を運営資金に回すというような意図もあるようです。
運営にもお金はかかりますし、一日を使うなら収益を出そうとするのは自然な発想だと思います。
しかし受ける側がその面を見ずにやたらめったらセレクションを受けていると「無駄なお金をばらまいてどこにも受からない」なんてことになるかもしれません。
要注意です。
セレクションで見抜けること

セレクションではみんなが良い顔を見せますから、実際のところその選手がどんな子なのかはほとんどわかりません。
そして見る側もそのことを十分わかっているので見るものは至ってシンプルです。
まずは基礎的な身体能力です。
特にスピードは嘘を付きませんので、必ずと行っていいほど見られるでしょう。
あとは「両親の身長」を見るのもよくあることでしょう。
身長はほとんど遺伝ですからね。
その他に「人間性」とか「親の人柄」とか言われますが、そのようなことは多くの評価者が見れると思ってはいないでしょう。
最低限変な人じゃないか、くらいは見ているかもしれませんが、、、
まとめ

上記のようにセレクションにはクラブ側の思惑が必ずありますので、受かっても喜びすぎず、落ちてもへこみすぎずが良いかと思います。
チームレベルを保つために技術レベルで受かった子もいるでしょうし、身体能力で先行投資的に受かった子もいるはずです。
はたまた素晴らしいパーソナリティを持ちながら、技術や走力の部分で落ちてしまう子もいるでしょう。
この子達がその先でどのような選手になるかは誰にもわかりません。
常に親子で前を向いて、サッカーを楽しむことをおすすめします。
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