「子供には何かを成し遂げて欲しいから、とことんサッカーに打ち込ませたくて、、、」
「結局サッカーを楽しんでるのは一番上手いやつ。毎日でもボールに触らせないと」
このような声を耳にしたので、この考え方について解説していきたいと思います。
最近ではスポーツのエリート教育化が進んでおり、一週間のうちのほとんどをクラブ練習やスクール練習などにあてている家庭もあるようです。
このような方の成功例・成功談などを聞いて、「よしうちの子もサッカー英才教育だ!」となってしまうのではないかと不安、というのが正直なところです。
今回の記事を読んでサッカーに没頭して欲しい親御さんが考えるべき、子どもとサッカーとの距離感について理解してもらえればと思っております。
よくある勘違いとそのデメリット

冒頭で前述した通り、「サッカーに懸ける」ということが「その子の一生を懸けてサッカーに取り組ませる」というある種のスパルタ教育的な発想になりがちです。
しかしこの弊害として、燃え尽き症候群になったり、サッカー以外の考えが乏しかったりと、将来うまくいかなかった時の保証が何もないということになってしまします。
その他にも「サッカークラブ・スクールを3つ掛け持ちして、毎日サッカーやっています!」という子にはオーバーワークのリスクもついてきます。
勉強する時間がない、色々なものに触れる経験がない、というデメリットだけでなく、怪我や発育の阻害などの可能性もあるのです。


「サッカーのある日常」がサッカーに没頭させる

よく海外選手のインタビューなどで「プロサッカー選手になるのが夢だったから、色々なものを犠牲にして取り組んだよ」のようなものが見受けられます。
これを受けた日本人の保護者さんは「サッカーを毎日やらせなきゃ!きっとそれが当たり前なんだ!」となってしまうのだと思います。
しかしここには海外と日本でのサッカー文化の差が考えられていないように思います。
海外、特にサッカー先進国ではサッカーは超人気スポーツです。
毎週末には当たり前のようにサッカー観戦をして、試合のない日もサッカー好きは週末の話題で持ちきりです。
つまり、サッカーを意識的に取り入れなくてもサッカーに触れているのです。
サッカー観戦はもちろん、友達と遊ぶのもサッカー、親子でのコミュニケーションもサッカー、と必然的にサッカーで埋め尽くされています。
このような必然的な環境にストレスはありません。
ただ自然に楽しくサッカーをプレーして、サッカーをして遊び、サッカーを観に行くのです。
このような共通のコンテンツにしてしまう事がサッカーとの距離感として正しいものなのではないでしょうか。
サッカーを共通のコンテンツにするには

これには家庭内サッカー文化を築く必要があります。
当たり前のようにサッカーに触れることができるそんな家庭にするのです。
詳しくは以下の記事をご覧になってください。

そしてこの他にも子供とボールを蹴ってみてください。
保護者さんの上手い下手は関係ありません。
キャッチボールと一緒で普段話せないことなども聞けるかもしれませんよ。
これはコミュニケーションであり、サッカーの練習でもあるのです。
親から大事にされている子供の精神状態は安定しますし、「たくさん練習した!」という自信や没頭するきっかけになるかもしれません。
まとめ

親は子供が夢中になって取り組んでいる過程で、オーバーワークになっていないか、サッカーだけになっていないかなどもしっかり考えて手綱を引いてあげてください。
サッカー=自分の存在意義、みたいになっている子は指導者としては心配になってしまいますし、サッカーの本質を忘れがちな傾向もあります。
あくまでサッカーは楽しく、程よい距離感で、クラブの練習があれば一生懸命トレーニングする。
くらいが良いと感じています。
皆さんの日常にサッカーがより深く入っていけることを願っています。
子育てとサッカー教育の両方を頑張っていきましょう!

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