
最近ではドリブルに関する塾やスクール、レッスン動画などで色々なフェイントを含んだ練習などが見受けられます。
「シザース、ボディーフェイント、ルーレット、○○ターン...etc」
フェイントを覚えるのは漫画やアニメの”技”を覚えるようで好きな子供も多いかもしれません。
しかし本当に必要なのでしょうか?
というのも、リフティングのように高いレベルの試合ではほとんど見られないからです。
子供にとって形から入ることは大事なことですし、ボールを能動的に触る機会が増えるのはいいことなのですが、
ただ、サッカーの本質を見誤らないかだけが心配です。
情報が錯綜する昨今ではその取捨選択をできる能力は必須です。
親がしっかりと情報を見分けて理解しておきましょう!
また当ブログ特有のフェイントの解釈も読んでいただければ参考になると思います!
フェイントを考える
フェイントとは

「相手を騙す」技術のことで、別のスポーツでは「フェイク」とも言ったりしますがほぼ同義です。
調べてみて頂ければわかりますが、最近ではたくさんの種類があり、名前もかっこいいです。
そしてテクニックのある人が行えば、華麗な動きと驚くようなボールの軌道で子供たちは釘付けでしょう。
フェイントの練習は必要?不要?

基本的には不要です。
なぜなら冒頭でも書いた通り試合で使わないからです。
「使えない」と言った方が正しいのかもしれません。
動画や書籍に載っているようなフェイントを片っ端から全部できたとして、ボールを扱う技術はつくかもしれませんが発揮することができないのです。
覚えたフェイントをいざ試合で使おうとすると、それは「決め打ち」になってしまいます。
つまり最初から「次あれをやるぞ!」と構えているのです。
そこに判断はありません。
ではそのタイミングで味方がパスを要求していたら?GKが不用意に上がってきていたら?
どうでしょう。
チームにとって役立たずこの上ないです。
試合は個人の発表会ではありません。
そしてサッカーに芸術点は存在しません。
正しい解釈

プロの試合を見てもらえれば分かると思いますが、フェイントは「判断の変更」にすぎません。
シュートやクロスをするのをやめる⇒キックフェイント
ドリブルで運ぶ方向を変える⇒ボディーフェイント、切り返し(ターン)
他にもあるかもしれませんがほとんどがこの2つでしょう。
これらは最初から「これをする!」と決めているものではありません。
相手を最後まで見て、ぎりぎりで判断を変えているのです。
必要な技術

ぎりぎりまで判断するためには高い技術が必要です。
まずは「柔らかいボールタッチ」。
そしてもう1つが「ボールの置き所」です。
これらをマスターすることにより相手の動作に対してリアクションで逆をつくことができます。
そのためには、いつでも色々な方向にプレーできるようにボールを持つ必要があります。
「柔らかいボールタッチ」は努力あるのみですが、「ボールの置き所」はチェック方法を別記事に上げていますので是非ご確認ください。

まとめ

誤解のないように言っておくと、フェイントを遊びや技術練習で行うのはありだと思っています!
しかし、決め打ちのフェイントを試合で使うことはあまりプラスに働かないことを知っておくのが大事かなと。
これは競技としてサッカーをプレーする人に向けたもので、サッカーボールを用いてただ人を魅了したいという人には当てはまりませんのでご注意ください。
今一度子供の夢・目標を確認して取り組んでみてください!
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