サッカーをしているとどうしても失敗がつきものです。
「大事なところでシュートを外してしまった」
「セレクションに落ちてしまった」
「友達と喧嘩をしてしまった」
など子供でも色々あるはずです。
これらすべてが子供を成長させてくれる糧となりますが、それが分かるのは我々が大人だからです。
そんな大人が「大丈夫!そんなこともあるよ!」と言っても子供には全善響かないでしょう。
彼らはその時その瞬間、断崖絶壁にいるかのごとく、窮地に立たされている心境になっているはずだからです。
ここではそんな子供がネガティブな感情と上手く付き合えるようになるための情報をお伝えしたいと思います。
ネガティブはポジティブより強い?

まず知っておいてほしいのはネガティブな感情のほうがポジティブな感情より相当強く感じられるということです。
そもそもネガティブな感情は、人間が古来から生き延びていくために必要なものとして受け継がれてきました。
猛獣に襲われたり、敵の部族に攻め入られたり、身内に裏切られたりとあらゆる状況を予知して、対処できるように発達してきたのです。
そんな背景からか人間の中ではポジティブな感情よりもネガティブな感情のほうが頭に残りやすいと言われています。
そのためこれらと上手に付き合うことは心を守るだけではなく、未来の危険を回避することにもなり得るのです。
ネガティブな感情をコントロールする

上記からネガティブな感情が必要なことは理解していただけかと思います。
なのでその感情を押し殺したり、なかったかのように振る舞うことは良い対処法とは言えません。
上手にコントロールしていくことが大切なのです。
ここではそのコントロール方法をお伝えしたいと思います。
ご飯を食べる、寝る
まずはあたり前のことから。
疲れているときなどは心が悪い方向に傾きやすいです。
子供であれば美味しいものを食べるだけでころっと機嫌が治ったりすることもありますよね?
まずは体調を万全にすることで、必要以上に事態を問題視せずにすむでしょう。
リフレッシュする
悩みや不安がある場合は、もやもやする感情を抱えながらも、少しでも気持ちを軽くすることをおすすめします。
そこで良いとされるのはやはり『体を動かすこと』になります。
走ってみたり、ボールを蹴ってみたり、自転車に乗ってみたりと体を動かし、心拍数を少し上げて、汗をかいたりなんかすると少しは気が晴れるはずです。
頭は単純なので一生懸命体を動かしている時にネガティブなことを考えることができません。
体のことを考えてしまうのです。
この一時でも頭からネガティブを切り離すことがリフレッシュにもつながるでしょう。
これが趣味で筋トレなどをしている人が病みにくいと言われる理由のひとつでもあります。
騙されたと思ってやってみてください。
またそれとセットでシャワーを浴びるのもおすすめです。
一説によると、人は手を石鹸で洗うだけでもネガティブな感情が洗い流されるという話もあります。
いい香りのするシャンプーをして、温かいシャワーで流したらさらに心がスッキリするはずです。
感情を理解する
そして最終段階として、感情に向き合い、それを理解すると良いでしょう。
何をするかというと『感情を書き出す』のです。
自分が何に悩んでいるのか、何に不安を感じているかを自分の言葉で上に書き出していきます。
そうすることで何かがぐるぐる回っている頭の中がスッキリします。
人はわからないことにストレスを受けます。
「なんか不安だ」「なにかもやもやする」などの「なにか」の部分が分かれば一気に心は軽くなるはずです。
「あぁ、自分はあの子に今日言ったことで嫌われていないか心配なんだ」と分かれば
「明日話しかけてみよう」
など、今後のアクションが決まり、
これにより「とりあえず今できることはないな」となるのです。
こういうことを繰り返していくと次第に書き出さなくても頭の中で整理することができるようになるはずです。
ネガティブ解消の秘訣は国語力⁉

先程の『感情を理解する』に付随するのですが、ネガティブな感情を理解するためには国語の力が必要になります。
そのため小学生の高学年でも、絵本や会話を通して豊かな国語力を育んでほしいと考えています。
しかし大抵の人はこれに対して「どういう事?」と理解が追いつかないのではないでしょうか。
これには国語力の中でも『語彙力』が関係してきます。
『語彙力』が心を守る⁉
一説によれば人は語彙力が高いほどメンタルも強くなると言われています。
横文字で言うところの「ボキャブラリー」です。
それはなぜかというと、感情を理解する際に『語彙力』という言葉の引き出しがそれを助けてくれるからです。
例えば「なんかもやもやするな」という感情を「悲しい」や「怖い」だけの言葉だけしかないと表せない、理解できないことが多くなってしまいます。
しかし語彙力が高まれば、
「あぁこれは憂鬱なんだ」とか
「今すこし寂しいな」とか
「なんか少し罪悪感があるな」
など言い表す事ができて、自分の感情を理解しやすくなります。
これによりネガティブな感情は底を打ち、メンタルは安定するのです。
子供が語彙力を身につけるためには

語彙力の重要性がわかったところでその身に付け方を簡単にお伝えできればと思います。
身に付け方は以下のとおりです。
- 読書・読み聞かせ
- サッカーノート
この2つです。
語彙力のインプット
色々な言葉を知るためにはやはり読書などは重要です。
小学生高学年くらいであれば短いお話を読むこともできるでしょう。
小さい子の読む絵本などでも良いです。
また小学生低学年、もしくは読書の苦手な子供の場合読み聞かせなどでも良いです。
ポイントは子供が使えそうで尚且つ、少し難しい言葉の入っている本を意図的に選ぶことです。
もちろん子ども自身が選んだほうが読むモチベーションに繋がりますので、できる範囲で大構いません。
語彙力のアウトプット
何事にもそうですが、実際に使わなければ知識は定着しません。
英語などもそうですよね。
そこでアウトプットの方法としておすすめなのが、サッカーノートです。
今日の出来事や未来への展望を書いていく中で様々なメリットが有る上に、文章を作る中で語彙力や文章力も養われます。
この能力は監督や選手とサッカーについての話をしていく中でかならず役に立つ能力です。
やっておいて損はないでしょう。


まとめ:ネガティブな感情と向き合うことで頭がクリアになる

ネガティブな感情は向き合えば、自分に対する危機を回避できる『仲間』にもなり得ます。
そのため「ネガティブにならない」ではなく「ネガティブを受け入れられる」と良いでしょう。
そして自分が何に不安を感じじているのか、何に悩んでいるのかなど原因を言語化し、そのためのアクションを決めることで、
「自分に今できることはこれくらいしかないな」「今後こういうことには気をつけないとな」
と割り切ることができるはずです。
キーワードは『語彙力』です。
ぜひ子供の言葉の引き出しを増やす努力をしていきましょう!
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