今回の記事では指導者やチーム運営をする上での一番の苦労と、それを踏まえてどんなチームを選ぶべきかという順序で解説していきたいと思います。
普段は見えない部分を知ることで、チーム選びの際の新しい判断基準が出来て良いのではないかと思っています。
また、この記事以降、指導者に対するリスペクトが大きくなることを祈っています。
是非最後まで読んでみてください。
指導者の苦労

指導者同士の関係性、他チームとの摩擦、保護者からのクレーム、休日返上の働き方、、。
挙げればきりがありませんが、これでも続けられるのはサッカーを本当に愛しているからに他なりません。
どうにかその地域に根付いた文化を作りたいと大の大人たちが奔走しているのです。
しかしこれらのことが一番の苦労ではありません。
一番の苦労は儲からないことです。
サッカークラブを続けていくのにはお金が必要です。
いくらサッカー愛にあふれたスタッフが集まっても、人手が足りなくなった時にはお金が足りません。
新しいスタッフも同じレベルの愛情と献身性を兼ね備えているとは限らないからです。
そもそもが人の情だけで経営を回していること自体が、持続性を欠いた状態なのです。
そのためにクラブは会員数をどれだけ増やし、1日にどれだけの子供を少ないスタッフで見るかが目的になってしまっているのです。
そして、人を集めるためにはチームが強くある必要があると勝利を重んじてしまうのが勝利至上主義の始まりになります。

これから選ぶべきチームの特徴3選

上記のことを理解していただいたことで、今後長く友好的に関われるクラブを見つける上で必要な要素を挙げていきます。
一つ注意して欲しいのが、「ここに当てはまらない=選ばないほうが良いチーム」ではありませんのでご承知おきください。
ジュニア年代において違う視点でのチームの選び方も載せておきます。

チームとしてサッカー以外の事業があるクラブ
上記の話で考えるとお金の問題から目的が歪んでしまい、利用者に良いサービスを提供できなくなってしまうということなので、チームスタッフがお金に困らないことが大事になります。
別事業があることで、あまり儲からないサッカーに対して必死に収益化をすることなく、愛情のこもったより良い指導に注力することができます。
スポンサーを複数付けているクラブ
これも上と同様に、お金が安定しているから目的がぶれないという結果に繋がります。
スポンサーの数は金に対する執着ではなくサッカーに対する愛情の現れであり、努力の結晶だと認識してください。
また、もし応援しているクラブにスポンサーなどがついている場合は、是非ともその企業の商品なりサービスなりを利用するように努めましょう。
クラブのスポンサーはホームページに載っているので調べてみてください。
ファンがスポンサーを活用することがクラブと企業との信頼になります。
ボランティアだけの運営スタッフで和気あいあいと楽しむ地域のクラブ
上の2つはクラブにお金があり、それ故に運営や指導に余裕があるというパターンでしたが、これは指導の質などは一切必要としていない半ばサークル的なクラブチームです。
もちろん大人もやる気があって、勝たせてあげたい気持ちもありますが、そこに「勝たなければ存続が危うくなる」という考えはありません。
子供が楽しくサッカーをできる場を作ることが第一ですから、無理のない運営と余裕のある指導がなされるはずです。
まとめ

今回紹介したようなチームを選ぶことが、子供を預ける上で勝利至上主義に巻き込まれにくい方法の一つになり得るはずです。
もちろん理想を言えば、サッカーに関わる方々が育成年代を余裕をもって見て頂けることが一番です。
なので今回は、
1.勝利至上主義が残ったまま
2.サッカー指導者の給料水準は上がらない
という前提のもとお話ししました。
この2つが将来的に解消されることを願っています。
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