
サッカーを始めたはいいものの、全力で楽しめず上達も遅れ、最終的に辞めてしまう子がいます。
いくら運動能力が高かろうと、この問題には関係ありません。
むしろ指導者が優秀であるほど元々の運動能力に関係なく上達していくので、この問題が大きくなります。
我が子がサッカーを楽しんで上達できるようにぜひ最後まで読んでください!
楽しむ力を奪われないために
- 楽しむ力の必要性
- 楽しむ力を身に付けるには
- 楽しむ力を奪うコンテンツ
- 保護者の対応
楽しむ力の必要性

サッカーの指導現場では子供たちにサッカーを楽しんでもらおうと色々な工夫を凝らしています。
ですが、誰しも得意不得意がありそれにより楽しい楽しくないがあります。
更に地味な反復練習が少なからずあり、指導者はそれを楽しんでもらおうと日々頑張っています。
そこで子供に身に付けてほしいのが「楽しむ力」です。
ただのパス練習を「もっと上手に蹴ってやろう!」「もっと上手に止めてみよう!」と、
ちょっとしたゲームをクリアしていくように楽しめると上達も早くなります。
楽しむ力を身に付けるには
ここで大事なことが2つあります。
「物を与えすぎないこと」とそのうえで「人と遊ぶ時間を作ることです」
要は「外で友達と遊んできなさい‼」ということです。
昔はよく聞きましたね。

何もない公園にサッカーボール、もしくは何も持たずに友達複数人と投げ出されたら。
その状況を楽しむ力が子供には備わっています。
それを引き出すためにもこのプロセスが必要になるのです。
もちろん地域や場所によっては保護者の見守りがいるとは思いますので、何組かの親子で行って範囲を決めて、子供たちだけで遊ぶ。というのが良いかと思います。
その間保護者はお茶でもしながらゆっくりしていればいいでしょう。
楽しむ力を奪うコンテンツ

これは受け身になってしまうコンテンツのことを指します。
ここでの「受け身」とは自身の努力なしで楽しめる、言い換えれば楽しみを提供してもらえるという意味で使っています。
その最たるものがゲームです。
ゲームはお金を払って楽しさを買うコンテンツですが、それ自体には何も問題はありません。
プロサッカーも言ってしまえばエンターテインメントで、お金を払ってその代償として興奮や感動を受け取っていることになるからです。
しかしこの楽しさを与え過ぎるのは禁物です。
なぜかというと、
頭のいい大人がたくさん集まり、
分かり易く・面白く・簡単に、できるように作られているからです。
その上、非現実的で刺激的です。
またその他にも「お金を払えば楽しさを買えるコンテンツ」は山ほどありますし、この先もっと増えるでしょう。
そういうものを際限なく子供に与えていては、楽しさを見つける感性が失われ、本当に自分のやりたいことに出会ってもそれを諦めざるを得なくなってしまいます。
保護者の対応
これに対して親はしっかり制御しなくてはなりません。
しかしこのご時世子供がゲームをしないというのは難しいものがあります。
みんながゲームを持っており、その輪に入れないことがその子のマイナスになりかねないからです。
友達は大事ですからね。

ではどう制御するのかというと、「時間を決める」です。
周りには制限なくゲームをできる子もいるかもしれませんが、そこは心を鬼にしてください。
そこで失っているものを考えると安いものです。
そして、それ以外の「遊び」「サッカー」「勉強」「睡眠」などに割く時間を確保したら、そのうちサッカーもうまくなって没頭するようになるはずです。
そうなればこっちのものです。
子供と真剣に話し合ってください。
この先どうしたいのか。どうなりたいのか。
そこが決まれば「ゲームの時間をもう少し短くしないとね」など時間の使い方を教えることができます。
これを経て楽しむ力、更には時間の使い方を学び、将来の行動力・自己実現力に繋がるはずです。
まとめ

何かしたいことがあるとき、それと同時にやらなくてはいけないことが出てきます。
それを楽しめるか楽しめないかでその人のその後の人生は大きく変わるはずです。
サッカーにおいても出来ないことを楽しむ・面白くないことを楽しむ力は必須です。
まだ没頭できていない時期だからこそ必要以上に「受け身のコンテンツ」に時間を割きすぎるのは良くありません。
人間は楽な方に向きますから。
何にも没頭できていない幼い子に「何がしたい?」と聞いたら、
そのほとんどが「ゲーム」のようなコンテンツを答えることは容易に想像できます。
しっかりと子供の欲望を制御していきましょう!
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