最近では「過干渉にならないように」や
「子供から離れましょう」や
「自分で考えさせましょう」
のように親が子供と距離を取って接するのが今のサッカー教育でのトレンドとなっています。
しかしそのようなトレンドにはすぐ逆説が出てくるのが世の常です。
教育とは本来そのように数年おきに変わるものではなく、普遍的なはずです。
今回はそのトレンドを極端に受け取ってしまっている人へのアンチテーゼです。
そしてあわよくば時代の先取りをしようと目論んでおります。
ぜひ最後まで読んでみてください。
関わる?関わらない?

基本的にはしっかりと関わってください!
冒頭でも話した「過保護になり過ぎない教育」は間違ってはいないのですが、言葉の受け取り方によっては良くない方向にも働きかねません。
「関わらない」のではなく「子供の成長の邪魔をしない」というニュアンスです。
言い換えれば「子供の成長を助ける関わり方」をしなければならないということです。
しかしこれには子供の発達段階をしっかり理解していないといけません。
↓↓子供の発達に関して知りたい方は以前の記事を参照ください。↓↓


距離を取るところは取り、関わるべきところではしっかりと関わるということですね。
つまりはバランスです。
大人の役割

それではどう関わるべきかという話ですが、親しかできないことを考えると良いでしょう。
それが次の3つです。
お手本

親は子供にとってはお手本です。
どのように生活し、どのように考えるのか。
人としての基礎を親から学びます。
ともに行動し規範となる存在であることが必要でしょう。
躾(しつけ)

躾は生きているだけでは学ぶことはほぼ不可能です。
挨拶、お礼、箸の使い方、靴をそろえる、などを強制する必要があるのです。
最近ではここをおろそかにされている人が大変多いです。
挨拶は大人になった時のコミュニケーションを円滑にするために必要です。
逆に言えば子供の時はさほど必要ありません。
ですが大人になってからやりたい事を上手くできるように今のうちから身に付けたほうが良いのです。
こんなことを言っておりますが私も大人になって自分でチームを起こすまでは必要性を感じていませんでした。
しかし、どうしても周りの人の手助けが必要な時に”挨拶”が大切なことに気付きました。
これは子供のうちはなかなか気づけないでしょう。
「お礼を言う」や「礼儀作法を学ぶ」もそれと同様に子供では気付きにくい「必要性」があるのです。
ルールを教える

これは躾とは違ってどう見ても必要なことです。
交通ルール、家庭のルール、社会のルール、地域のルール...
これらを強制できていない状態をよく見かけます。
原因は大人の「情熱」です。
その重要性を伝える気が薄いのです。
歩道を横並びに歩いて邪魔になっていても、「一列になりなさ~い」
これだけです。
子供は聞こえていないふりをしています。
大人はそれに対して何も言いません。
このような状況はかなり見かけます。
皆誰かが指導してくれると思っているのでしょうか。
最近の風潮から「子供に何かを強制させる事」が良くないことのようになっているような気がします。
ですが冒頭でも言ったように何事もバランスが大事ですから、「強制しない」や「干渉しない」という極端な関わり方では良くないのです。
愛情
これは言わずもがなですが、一番大切です。
子供は愛情を確認できることで、安心して家の外で活動できます。
この心の安定が自己肯定感を育み、たくましさへと変わっていくのです。
他者とのコミュニケーション、情緒の安定がサッカーにもたらすものは後々必ず大きな差になってくるはずです。

まとめ

子育ては「干渉する」・「干渉しない」や「関わる」・「関わらない」のように極端に分けることはできません。
その年齢での成長過程においてどのような関わりが必要になるのかということを知り、それを実行することが大事なのです。
しかしそんなに難しく考えることはありません。
子供は常に自立したがっており、足りないものがあります。
そして生物の成長過程に不必要なものはありません。
子供の将来のことを考えながら、大人も勉強を続けて、そして子供に関わっていく。
そのような形になれば自ずと良い関係性を築けるのではないかと思います。
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