
コロナウイルスの感染拡大が落ち着かない昨今、観客も少なく応援も声を出せない。
そんな状況ですがJリーグなどを見ていると選手たちの声がよく聞こえます。
選手たちがいかに試合中にコミュニケーションをとっているかがよく分かりますよね。
今回はそんな「試合でのコミュニケーション」についてです。
伝える力

重要性
試合においてピッチ上で判断し行動するのは”選手”です。
それは大人だろうと子供だろうと変わりません。
選手同士で問題を解決する。
審判とコミュニケーションをとって良い試合作りに貢献する。
ハーフタイム等にピッチレベルでの問題点を監督に伝える。
「伝える力」はこのようなシチュエーションでチームを助けることのできる大事な能力です。
これらのことをできる選手はチームに欠かせない選手になるはずです。
伝えるための3要素

声の大きさ
プロではもちろん、高校サッカーなどでも大きな応援の音はつきものです。
その中で選手同士はやり取りしなければなりません。
端から端までとは言いませんが、選手が集中している中でも聞こえるくらいの声量は必要です。
分かり易さ
せっかく声が届いても意味が分からなければ伝わったとは言えません。
誰にでも分かる言葉で伝えなければなりません。
言葉の短さ
試合中、相手は悠長に待ってはくれません。
次から次へと状況も目まぐるしく変化しますので長々とは喋れません。
「OK!」「後ろ!」「行くな!」のように短い言葉を選ぶと良いでしょう。
喋る子・喋らない子

いつも言っていますが人間の学習の根本は「トライ&エラー」です。
何かを発して、その反応を見て「伝える」ということを学習していきます。
そのためこの能力はよく喋る子の方が身に付きやすいです。
学校で優等生とされる物静かな喋らない子には難しいでしょう。
サッカーをする上で技術ばかりに目が行きがちですが、よく喋れる・会話できるというパーソナリティ(個性)にもサッカーの才能は潜んでいます。
教育において

喋ることを臆さない人間性の育成
前述した通り、喋れる・会話できるという人間性も大事にしていかなければなりません。
あまり静かにすることを強要しすぎるとこの個性は失われてしまいます。
そこで大事なのが「場をわきまえる」ということです。
図書室は静かに。
廊下は走らない。
駐車場でボールをつかない。
など普段から場所(状況)を考えて行動するように教えていれば、黙ることを強要しなくても済むでしょう。
子供は「喋ること自体がダメなんじゃなくて、判断ができていないことが良くないんだ」と思うからです。
国語の授業・読書習慣
喋るはアウトプットです。
もちろん会話する相手によってはインプットも少なからずありますが、それだけでは不十分です。
語彙力も上がりませんし、例えや言い回しも成長しないでしょう。
子供のインプットに一番良いのは、国語の授業をしっかり受けるということです。
義務教育のカリキュラムの中でどうしても毎日のようにある国語を特別大事に扱うべきだと考えています。
もちろん将来のことを考えると英語も必要ですが、まずは近しい関わる人の心情を察するための言語能力を鍛えるべきです。
また、授業以外に読書も出来ればさらに素晴らしいでしょう。
まとめ

サッカーが上手くても、人と会話できない子はこの先の活躍に余分なハードルを作ってしまっています。
大人の世間体や、教え込みたい欲求のためにそれを奪うようなことがあってはなりません。
子供はあくまで子供らしく。明るく元気に。
それが本質を見失わないコツです。
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