我が子は好奇心を持っていますか?
無気力ではありませんか?
最近子供がは小さい時からサッカーを教え込まれているがために、無気力な子供が多いのではないかと感じています。
好奇心が薄く、故に向上心も低く「どうぞ僕を上手くしてください」といった感じの子です。
そんな子供は、早くから高次元な要求をされ続けてきただけなのかもしれません。
今回はそんな無気力な子供にならないための親の接し方についてお話しできればと思います。
「無気力な子供はどうしようもない」というわけではなく、今からでも育て直しがききます。
是非最後まで読んでみて下さい。
参考図書ありです。
2種類の成功体験

人間には「できた」という成功体験と、「わかった」という成功体験があります。
子供が小さいうちは「できた・できなかった」だけに興味があり、その「できた」という成功体験を繰り返す事によって、自然とその理由を「わかりたい」となるのです。
この「わかりたい」となるには早くても10~12歳くらいまで待たなければいけないそうです。
そういった意味でもこの時期がゴールデンエイジなんですね。
大人の接し方

その成功体験を繰り返させるためには親の声のかけ方が大事です。
あくまで子供が興味のある「できる・できない」にフォーカスして共感してあげなければなりません。
例えるなら「なんで静かにできないの?」「なんでわからないの?」となるのではなく、
「静かにできる?」「静かにできたね」「静かにできなかったね。次こそ頑張ろうね。」と子供の理解できる範疇に大人が合わせてリアクションする必要があるのです。
子供はこの反応を見て、色々なことにトライできるようになり、結果として成功体験を積めるのです。
「育て直し」の例

この本では無気力症の男子大学生を「できる・できない」の世界に連れ戻したという臨床例が紹介されています。
その人の話す成功談・失敗談に「やったね」や「残念だったね」と心から傾聴し続けるといった試みです。
決して「どうして?」や「なんでできないの?」などということは聞きません。
なぜならその男性はまだそのレベルに達していないため、そこに関心がないからです。
そしてその「できる・できない」の話を聞き続けていると、次第に「もっとできるようにわかりたい」となっていったそうです。
サッカーに置き換える

これらをサッカーに置き換えると、「わかりたい」となるまでは試合後の反省は必要ないということになりますね。
早くとも10歳までは「できる・できない」に興味・関心があるので、試合後は「勝てて良かったね」や「負けて残念だったね」「惜しかったね」などで十分なのです。
また試合前でも「練習でやったことができるかな?」や「こういう風にできるかな?できたらすごいよね!」「これができたら勝てるかもね!」と言った方が子供は聞き入れやすく、
「サイドから攻めるとなんで有効なのか」などの戦術の内容は右から左です。
ちなみに
以前紹介した脳科学に関する書籍でも、成功体験の繰り返しによる発達や、
「思春期での反省・後悔は脳の栄養になる」など、今回の話と通ずるものがありました。
是非こちらも読んでみてください。

まとめ

サッカーをする上ではなるべく早く「わかりたい」に移行したほうが良いですし、成功体験を繰り返す環境は整っています。
是非その環境を活かせるように親子での関わり方を考えてもらえたらと思います。
決して急ぎ過ぎて無気力な子に育ててしまわぬよう注意してください。
観察、普段のコミュニケーションが大事です。
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