よく議論になる話題ですが、結局毎回どっちつかずの意見に終わるので、今回の記事でバシッと終わらせたいと思います。
結果だけ先に言うとタイトル通り、小中学生のうちは競わせる必要はないです。
もちろん競いたい人は競える環境に身を置くこともありだとは思います。
その辺につきましてもこの記事を読めば納得していただけるかと思いますので、是非最後まで読んでみてください。
「競わせる教育」とは?

テストの順位、徒競走の順位、はたまたサッカー大会での順位。
この順位付けにより生まれるのが強い競争意識です。
そして「競わせる教育」とはこの順位付けによる競争意識を教育に導入するということになります。
競うこと自体は良いこと

子供が競うこと自体は全く問題ありません。
子供は競争が大好きです。
大人が何を言わずとも普段から、いたる環境でもしくは心の中で競い合ってます。
競争があるからこそ、本気になって取り組み、そこで色々な感情と出会っていくのです。
そのため「競わせない教育」が良くないことは言うまでもありません。
問題は「競わせる大人」

理由
「競わせる教育」も「競わせない教育」もダメになってくると、
「じゃあいったいどうしたらいいんだ!」と腹が立つかもしれませんが、少し落ち着いてください。
ここでの問題は大人が子どもの感情・行動をコントロールしようとしていることです。
「競わせることで努力を促す」とか
「子供が運動を嫌いにならないように、ゴールはみんなで一緒に手をつないで」とか
子供の勝ちたい気持ちや楽しみたい気持ちはそっちのけで、大人が机上でやり取りしているだけになってしまっているのです。
先ほども書きましたが子供は競うことが大好きです。
大人が順位を付けなくても勝手に競って一喜一憂しているのです。
大人が余計な環境設定をすることで、苦手意識のある子になったり、負けを許容できない子になってしまったりするのです。
苦手意識は必要⁉
人によっては「苦手意識も自分を知る上では重要だ!」とも言いますが、そんなわけありません。
小中学生にとっては害しかありません。
この年代の子供は体も頭も未発達で、尚且つ生まれ月による差も大きいからです。
もしかしたら将来的にすごく足が速くなるかもしれないし、背が伸びるかもしれないし、賢くなるかもしれません。
それを未発達のうちから苦手意識を持たせてしまうというのは、大きな可能性をつぶすに等しい行為です。
余談ではありますが思春期が遅いほど身長は大きくなりやすいと言われています。
それだけ可能性というのは遅くに分かることなのです。
詳しくは下の記事を。

大人がどうあるべきか

目的意識
理想を言うと、子供が勝手に競い合い、大人は子供の発育・成長のことを考えられるとベストです。
そのため大人が考えるべきことは、
・スポーツや勉強を通して何を感じて欲しいか
・スポーツや勉強を通してどうなって欲しいか
です。
例えばサッカーを通して「友達を作って欲しい」や「喜びや悔しさなど、たくさんの経験をして欲しい」
もしくは勉強を通して「学ぶ楽しさを感じて欲しい」や「一つでも興味のある学問を見つけて欲しい」など、目的意識をはっきりさせておくべきでしょう。
「サッカー選手になって欲しい」や「医者になって欲しい」などは結果のみを見ているだけでなく、自分と子供との境界線があやふやになっており論外です。
接し方
前述した友達・喜び・悔しさ・楽しさ・興味などはその競技・勉強を続けなければ得られません。
これらを得るために、続けられるアプローチ、もしくは失敗から学び前向きに捉えられるアプローチをすることが大人の役割になります。
結果が良いうちは「よく頑張ったね!」とそれまでの過程を労ってあげれば良いです。
大切なのは結果が悪かった場合です。
この時には個人単位での結果で考えてリアクションしてあげましょう。
「前回と比べて早くなっていた(見えた)」や「前回よりも点数が伸びた」などです。
個人単位で見れば反応の仕方はたくさんあるはずです。
反応の仕方については以下の記事を。

まとめ

教育現場での順位付けなどを保護者さんがどうこうできないことは重々承知です。
しかしこのようデメリットを知っておくことで子供との接し方やチーム選びなどに役に立つのではないかと考えています。
子供の可能性が最大限発揮されれば、代表に面白い選手が増えてくれるのではないかと考えています。
ぜひ将来を見据えた教育をしてきましょう!
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