指導の現場でシュートを外した選手に対して
「もっとコースを狙って!」や
「もっとボールの上を蹴って」など
技術に関するコーチングをよく耳にしますが、ご家庭でも言ってたりしませんか。
もしかしたら試合会場で外したシュートの反省会をしている人もいるかもしれません。
しかしよく見てみると問題はシュート技術だけではなく、メンタル面やシュート動作に移行するまでの技術だったりするのです。
ここに観る人とやる人のギャップが生まれている気がします。
子供からすると「ちゃんと狙ったのにな...」
「言われたことは全部したのにな...」
となっているのかもしれません。
技術は伸びるのに時間がかかりますし、技術が伸びればメンタルも安定します。
そんなシュートミスを少年期から恐れるようになっていては決定力不足は解消されません。
かといって、「ミスを気にせずにどんどん打っていこう!」
とミスを肯定したりするのも違う気がします。
これについては下の記事を。

今回はそんなシュートとの良い向き合い方を心理学的な面から考えてみました。
是非最後まで読んでみてください!
シュートを打たない子供

シュートの難しさの1つとして打ってみないと分からないという部分があります。
相手に当たってはいることもあれば、ミスキックが偶然入ることもあります。
そのためシュートの入る入らないはただの結果でしかないのです。
そして褒めるときに大事なのは結果ではなく過程を褒めるということです。
結果だけを褒めると人は失敗を隠したり、嘘をついたり、ごまかしたりするようになるからです。
私が考えるに、子供がシュートを積極的に打たないのはこのごまかしが原因です。


「ナイスシュート」とは言わない

そこで提案したいのがこの「ナイスシュート」とは言わない。です。
シュートが入った場合、これを褒めると理論上は結果を褒めることになります。
なのでこの時するべきなのは共感。
「やったね!」や「入ったね」です。
ただただ大喜びするのも良いでしょう。
もし褒めるとしても、
「よくキーパーを見てたね!」や
「いいところに走っていたね」など
その過程を褒めるのです。
「わかりたい」を待つ

以前の記事でも書きましたが、子供が興味関心があるのは「できた」か「できない」か、だけです。

この経験を繰り返す事で「できた」から
なんでできたのか、どうすればできるのか「わかりたい」になるのです。
これを早くから「わかる・わからない」の次元で話しても子供は無気力になるだけです。
メンタル⇒技術⇒ゴール前での余裕
シュートをするということは元来とても楽しいはずです。
上記のように接することが出来れば、もう子供がシュートを恐れることはありません。
その楽しいシュート練習を繰り返す事で技術が身に付くはずです。
メンタルを安定させることが技術へと繋がり、その技術がゴール前での落ち着きをもたらしてくれます。
まとめ

海外で子供に「ナイスシュート!」と言っているのかは知りませんが、少なくともサポーターが言っているのは想像つかないですよね。
テレビで見る熱狂したサポーターの姿が親・指導者の在り方に近いのかもしれません。
今回の内容は「ナイスシュート!」が身に付いている人には難し事かもしれませんが、ぜひ意識して取り組んでみてください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ランキングに参加しています!クリックして応援よろしくお願いします!

にほんブログ村
〈おすすめ書籍〉