前回の記事で、ギャングエイジで身に付くサッカーに必要な能力について書きましたが、早くも続編です。

日本の大きな社会問題の1つでもある「いじめ問題」は実はギャングエイジでの未発達によるのではないかという推論です。
ギャングエイジで習得できる要素の中で最近消えつつあるものがあります。
それが「セルフイメージ」と「立場に応じたふるまい」です。
これらも社会性の一部ではありますがサッカーに役に立つわけではないので、別枠で考えています。
あくまでサッカーブログなので。
身に付く能力といじめパターン
- 「セルフイメージ」といじめパターン1
- 「立場に応じたふるまい」といじめパターン2
「セルフイメージ」といじめパターン1

普通子供たちの中にも”役割”や”キャラクター”のようなものが自然と出来上がります。
人気者、ガキ大将、優等生、いじられキャラ、おとなしい子、など。
しかし最近の教育では全員を横並びに見るものですから、全員が個性的で優秀といった勘違いをしている、見事に社会にマッチしない組織作りとなってしまっています。
ドラえもんで例えるなら、「全員が出木杉君状態」です。
ジャイアンがいて、スネ夫がいて、のび太がいて、ドラえもんがいて...という方が自然ですよね。
本当はスネ夫なのに自分を出木杉君だと勘違いしているこの状況こそが「セルフイメージ」が正しく形成されていないということなのです。
簡単に言うと自分を客観的に理解していないということです。
子供は発達の段階で”理性”が育っていきます。
車でいうところのブレーキです。
しかしギャングエイジでの”理性”は未熟です。
そのため友達だろうと容赦なく、思ったことや感情を直球でぶつけます。
例えば
「○○君うるさい」とか
「△△ちゃん走り方が変」とか
「□□君出っ歯だよね」などです。
これが発端となってけんかになることもしばしばですが、これにより子供たちは自分の特徴を良くも悪くも気づいていくのです。
わざとけんかになりそうな言葉を3つ挙げましたが、「かっこいい」や「かわいい」もこれと同様です。
差別的な発言には大人が注意をしていく必要がありますが、このような言い合いを繰り返していくうちに自然と「人から見た自分」が出来上がっていくのです。
このプロセスは小学生のうちに通らなければなりません。
中学生くらいにもなると理性も育ち始め、思ったことを直球で言わなくなるからです。
陰でこそこそ「○○君ってうるさいよね...」とか
「△△ちゃんって走り方おかしいよね...」と言われてしまうのです。
これがいじめパターンの1つ目です。
「立場に応じたふるまい」といじめパターン2

自分を客観視出来たら次に、自分の仲のいい友達と一緒にいるために「立場に応じたふるまい」をするようになります。
再びドラえもんに例えますが、
自分はジャイアンでいられるのか、
スネ夫になるべきか、
それとものび太か...
そんな風に考えて集団の中で生活していくのです。
親としては自分の子がのび太みたいになっていたら嫌かもしれませんが、これも社会性を学んでいるのだと思ってください。
のび太でやっと集団に属せる子が、勘違いしたまま中学生になってジャイアンのふるまいをしたとしたら...
周囲の反感を買ってしまうのは容易に想像できるはずです。
これがいじめパターンの2つ目です。
まとめ

最近ではあだ名や悪口など「いじめ」と取れそうなことに対して小さいうちから敏感になり過ぎて、この時期の成長過程を通れていないように感じます。
いじめ問題の対策を講じる前に、子どもの発達に合わせた教育をきちっと行っていくべきだと思っています。
教師の方々は国から与えられたタスクが多すぎるためこの接し方は難しいでしょう。
そのため親同士がコミュニケーションをとって子供だけの空間をわざと作ってあげてもいいのかなと思います。
この記事をきっかけにいじめが減ることを願っています!
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