今回は趣向を変えて、ストレッチのメカニズムについて解説していきたいと思います。
というのもストレッチなどの身体をケアするという部分では、情報が多すぎて何が正しいのか分かりにくいと感じることが多くあるからです。
「ジュニア年代はそもそも柔軟はいらない」や
「とりあえず練習前にはするべきだ」とか
「お風呂上りが良いらしい」とかです。
間違いじゃない部分もありますが、正しくはないです。
今回の内容を理解して、より効率的なストレッチを行いましょう。
時代に流されない普遍的な内容ですので、是非最後まで読んでみてください。
参考図書ありです。
メリット

プレーの幅が広がる
これはいたってシンプルです。
身体が硬いと触れないボールに触れたり、シュート前の予備動作などで大きく体を使うことができます。
それだけプレーの幅が広がるということになります。
ケガ予防
これは小学生では少ないケースかもしれませんが、私の感覚では中学3年生くらいから筋肉系のトラブルが出てくるイメージがあります。
肉離れというやつです。
これは可動域に余裕がないために、ダッシュなどの動作中に筋肉が伸びきって強い力がかかってしまうことが原因だそうです。
疲労回復
使っていない筋肉や運動後の筋肉などはわずかに力が入ってこわばっています。
この状態の筋肉は血行が悪く、それを放置しておくと動かしにくくなり、パフォーマンスの低下に繋がりかねません。
その筋肉のこわばりをストレッチで取ってやることで、血行も促進され疲労回復になるということです。
種類

静的ストレッチ
筋肉をゆっくりと伸ばし柔軟性を上げる方法です。
時間の目安は10~20秒です。
動的ストレッチ
身体を大きく動かしながら筋肉を伸展させる方法。
ラジオ体操やブラジル体操などもこれに含まれます。
静的ストレッチの効果

材質を柔らかくする
静的ストレッチを行うことで、筋肉の結合組織の弾性が低下します。
ようは柔らかくなるということです。
この効果はストレッチ後すぐにでも発揮されます。
また、これを継続的に行うことで慢性化し、本質的に柔らかい身体になるのです。
脱力しやすくなる
これはあまり知られていないかもしれません。
筋肉は縮む方向に力が働きます。
そのため力が入っていない筋の方がよく伸びるのです。
良く伸びている=脱力できている、ということですね。
動的ストレッチの効果

動的ストレッチの目的は動きの中で筋肉をいかに脱力させるかにあります。
先ほども説明したように脱力した筋の方がよく伸び、動きます。
静的ストレッチで得た柔軟性を最大限発揮するためのトレーニングとも言えるでしょう。
家庭で

筋肉の疲労やこわばりを感じた場合、練習後や入浴後に静的ストレッチを行うといいでしょう。
血行が促進され疲労回復に繋がります。
そして普段から静的ストレッチと動的ストレッチを合わせて行うことで動きの中での柔軟性を獲得できるはずです。
特に静的ストレッチは継続して行うことで柔軟な体を維持できるため、毎日行いましょう。
行う順序

順序としては
ウォームアップ⇒静的ストレッチ⇒動的ストレッチ⇒試合・トレーニング⇒静的ストレッチ
が良いかと思います。
ウォームアップで筋肉を温めてから伸ばさないと普段プレーしているときの柔軟性には繋がりません。
まとめ

これらのことを理解した上で、今のストレッチは何を目的に行っているのかを理解して行うことが大切です。
子供もいずれ自立します。
セルフメンテナンスの方法として知っておくと今後も良いかと思います。
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