前回に引き続き風間八宏氏の著書「技術解体新書」からです。

技術編はしないつもりでしたが要望が少なからずあったのでしようと思います。
今回は日本サッカーの長年の課題でもあるシュート・決定力についてまとめます。
もちろんこの本を読んだ個人的な見解です。
是非これを参考に練習してみてください。
ゴールは見ない

さっそく風間氏ならではの目からうろこ理論です。
しかしこれを意識してトッププレーヤーの試合を見ると本当にゴールを見ていないのです。
風間氏いわくゴールを見るということは「今からシュートを打ちますよ」と言っているようなものだそうです。
確かにシュートの3要素である強さ・タイミング・コースのうち一つが相手にバレてしまっていたら入れるのは難しいでしょう。
ただゴールを見ずにどうやってコースを狙うのか、疑問が浮かぶかと思います。
これに対しては感覚で覚える。です
ペナルティエリアとゴールの位置関係、コーナーフラッグとゴールの位置関係などコート上にあるものとゴールとの位置関係を体に浸み込ませておくのです。
ゴールは動きませんからね。
四隅を狙う

シュートが決まる場所はほとんど決まっています。
ゴールの四隅です。
そして敵もただ見ているわけではありません。
打たせないように寄せてくるはずです。
そのため四隅のうち数か所は相手が消しているはずです。
その中の消し切れていない箇所にシュートを打つのです。
もし四隅のどこかが空いていたら、それはそこに打てば入るということ。
わざわざゴールキーパーを見なくても四隅を探せば自ずと見えてきます。
ちなみに風間氏は名古屋グランパス時代、ゴールに4つ赤い印をつけていたそうです。
キーパーの取りやすい高さのボールを蹴らないようにという目的です。
膝から肩くらいの高さであればコースが良くても止められる、シュートで大事なのは高さだということですね。
コースは早めに決める

「シュートの時ゴールは見ないけど、シュート前には四隅を見る...ん⁉」となった方いるのではないでしょうか。
これはコースをどれだけ早く決められるかが決定率を左右する、という風間氏の理論の下に成り立ちます。
シュートの前。
パスを要求しているのか。
はたまたドリブルをしているのか。
そのタイミングでどこに蹴るか決めておくということです。
例をあげるとゴール前45度のエリア。
相手と対峙したときにボールを突きながらもう既にコースを見つけています。
そこからカットインしてシュート。
もちろんシュートの時にボール以外は見ません。
手前の選手は間接視野で見えるはずですので当てないようにできます。
このように相手の状況から早めに決断できることで、四隅を見つけ、尚且つ相手にシュートを悟られないのです。
ドリブル⇒シュートのタイミング

ドリブルからシュートに向かうタイミングで最後のタッチからシュートまでが長すぎるとその分相手はブロックするチャンスを得ます。
そのため理想とするのはドリブルのタイミングでシュートを打つ、となります。
1,2、さ~ん、4!で打つのではなく1,2,3!で打てると良いでしょう。
そのため最後のタッチはわざと小さくしなければなりません。
またその時蹴りだす角度は考える必要があります。
1で相手から小さく逃げるようにボールをはたく。
2でボールの横に軸足を踏み込む。
3、シュート
です。
ポイントは1でボールを蹴った足がそのまま地面につくことです。
ここがスムーズにいくとテンポが崩れません。
ちなみにリアリティを出すためには、最初のタッチを少しマイナス気味(ゴールから離れる向き)に動かした方がより実践的で難易度も増すでしょう。
まとめ

シュート練習は親子でいくらでもできるトレーニングの1つです。
色々なシチュエーションを細かくイメージしながら行うことが上達への近道です。
子供の試合の映像など見ながら、外したシーンを今回のポイントと照らし合わせて改善するのもありかと思います。
オーバートレーニングには気を付けながら、是非試してみてください。
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