
今回の内容は教育でもなければサッカーの技術でもありません。
指導者が普段考えていることです。
なぜ今更こんなことを書くかというと、指導者の仕事を知ることで、試合や練習でのサポートや指導者とのコミュニケーションに何かしら役立つのではないかと考えたからです。
このブログの目的でもある「指導者と保護者の意識の差を埋める」ということです!
今回も基本的には個人的な意見なのですが、ほとんどの指導者が日本サッカー協会(JFA)のライセンスを持っており、今回のようなことは意識されていると思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
指導者の頭の中
考えていること

Player’s First !!
これはJFAの方針でもあります。
「子供のサッカーを考えるときは必ず選手を第一に考える」という合言葉です。
指導者には運営や指導などたくさんの業務があります。
その中で、チームとして、大人同士の関わりで、などなど色々な判断基準がありますが、まずはプレーをする子供たちがどうか、ということを考えています。
チーム全体を長期的に見て指導する
これはチームとして一部に注力しすぎると5年先10年先で子供の将来を傷つけたり、チームの存続が危うくなるため、注意しているということです。
選手に対しては目先の人試合だけでなくその後のキャリアのことを考えて関わるようになります。
チームとしては、いかに優れた選手を輩出できてもすぐに存続不可能になるようでは、関わった人に迷惑をかけてしまいます。
そのため活気があり地域の人に愛されるチーム作りを考えています。
指導において

試合が一番の練習
クラブのトレーニングは試合の一部を抜粋して行うもので現実的に同じようなシチュエーションが起こりうる確率は低いです。
しかし実際の試合形式であれば、起こる事象は複雑で、難しいいくつもの判断を迫られるはずです。
そもそも子供たちは試合をしたいし上手くなりたいのです。
もちろん伝えたい部分を切り取って理解してもらうことも大事ですが、誰が何と言おうと一番は試合です。
キーファクター
指導者はその日伝えたいことを決めています。
練習の時間は短いですからね。
伝えたい部分を試合の一部から切り取って分かり易くなるように準備しています。
そして最後に試合形式をして、練習の内容が出ればしてやったりです。
というかそうなるようにトレーニングしています。
3つのⅬを意識する
これもJFAの方針なのですが、「L」とは練習でしないほうが良いことの頭文字です。
- No line(列にして並ばせない)
- No Laps(素走りさせない)
- No lecture(長々と説明しない)
この3つを守って、子供たちが短い時間で楽しく力を出し尽くせるように考えています。
ティーチングとコーチングの使い分け
ティーチング:知らない動き・言葉・戦術などを教える。判断の選択肢を与える。
コーチング:答えを教えるのではなく、より良い判断に導くための声かけ。
この2つを身に付けてほしい能力によって使い分けています。
教えないといけないこともあれば、教え過ぎが良くないこともあるのです。
フリーズコーチングとシンクロコーチングの使い分け
フリーズコーチング:絶対に伝えたいことがあった時に一旦プレーを止めさせて伝える。流れが止まるため多用できない。
シンクロコーチング:プレーしている選手に対してプレーを止めずに声をかける。
基本的にはシンクロコーチングしながら大事な時だけフリーズコーチングをするといった感じです。
そのため伝えたい言葉を分かり易く短く伝える準備を常にしています。
まとめ

当ブログはあくまで保護者向けブログです。
今回の記事が保護者さんたちの何に役に立つかは正直予想できておりません。
しかし「こんなことを考えてされているんだな~」と思って頂ければ良いのかなと。
それだけで指導者と保護者の隙間が少し埋まるのではないかと思っています。
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