教育・子育て

代表研究シリーズ第2弾 台頭する若きJユースエリートたち

前回より「どうすれば日本代表選手になれる⁉」をテーマにウィキペディアより選手の生い立ちを集計し、その傾向を見てきました。

今回も10月のW杯予選に向けての選考がありましたので、前回と比べて、または合わせてみて更にこの考察を確かなものにしていきたいと思います。

そしてこれらのデータからどういった環境・能力が日本代表になるために必要なのかを考えたいと思います。

前回の記事を読まれていない方は是非とも読んでみてください。

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前回からの入れ替わり

入れ替わったのは、

佐々木翔選手 ⇒ 橋岡大樹選手

久保建英選手 ⇒ 三好康児選手

堂安律選手 ⇒ 浅野拓磨選手

昌子源選手 ⇒ 板倉滉選手

山根視来選手 ⇒ 田中碧選手

でした。

選手の順番は適当です。

前回選出のなかった川崎フロンターレ3人が選ばれましたね。

今回の代表の傾向

比較

選外となった5人のうち3人が高校サッカーから経由、そのうち2名が大学からのプロ入りでした。

そして今回選出の5名のうち4名がJ下部組織育ちのエリートです。

そして高校サッカーからの浅野選手も高校選手権得点王や優秀選手など華々しい活躍の後プロ入りをしています。

なので、前回と比べてエリート色が濃くなったという印象です。

生い立ち

前述した通り今回の選考では

ユース:高校 = 11:14 が 13:12 (人)

となり、よりエリート志向になっています。

そしてそのJ下部組織の中で前回ダントツでトップだったガンバ大阪が4⇒2人となり、川崎が0⇒3人でトップです。

その他のチームも1~2人の輩出なので、育成の力は拮抗しているのかなと感じています。

出身地に関しては変わらず神奈川、埼玉、大阪がTOP3です。

前回と合わせて

前回選出の25名と今回から選出の5名を合わせた30名で見ていきます。

今後はJユースが絶対条件に⁉

比率だけで言うと15対15の互角なのですが、それぞれの選手の平均年齢を見てみると、

高校サッカー:平均年齢=28.9歳(最年少:25歳、最年長:38歳)

ユース:平均年齢=25.6歳(最年少:20歳、最年長:33歳)

となります。

更に年齢の割合で言うと、高校サッカー出身者は26歳以上が9割強。

ユース出身者は24歳以下が6割となっており、

1997年生まれ世代以降は高校サッカーの育成力をユースが上回ったとみていいのではないでしょうか。

今後もこの流れは続いていくのでしょう。

平均身長よりも8㎝高い日本代表

初の試みで公表されている身長の平均をとってみました。

結果は前回選出も今回も180㎝前後となりました。

日本人の平均身長が172㎝くらいなので、相当背の高い人間が選ばれているということになります。

やはり今後は身長もある程度は必要になってくるのでしょうか。

身長の伸ばし方については別記事を参考までに。

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ポジションは身長で決まる⁉

身長の分布は、

190以上:1名

185~189:6名

180~184:8名

175~179:8名

170~174:6名

169以下:1名

となっていました。

これを見ると身長の優位性がはないように感じます。

しかしこれにポジションのデータを合わせるとどうでしょうか。

185~189のゾーンでは2人がGK(ゴールキーパー)、4人がCB(センターバック)でした。

このゾーン以降にGKはいません。

180~184では特に偏りはなくユーティリティなプレイヤーが多い印象です。

ここが最も重宝される身長かもしれません。

175~179ではSB(サイドバック)と中盤の選手のみでした。

ここのゾーンは激戦区でしょう。

~174ではほとんどがゴールに絡むアタッカーです。

このゾーンにいる選手はスピード・テクニックが非常に優れており、特別な選手だけが選ばれている印象です。

これらのことから、自分の身長と闘うポジションを合わせて考えることが日本代表ひいては良い選手になるための秘訣かもしれません。

新サッカー王国「神奈川県」

今回の選出で神奈川県が8名でダントツの一位です。

次いで、大阪府・埼玉県が4名で後を追っている状態ですね。

しかし今回選出の5名も関東・近畿出身者で、やはりここは当分揺るぎそうにありません。

まとめ

現在24歳以降の若い選手ではJユース出身のエリートが台頭してきています。

ユースの育成力が著しく伸びているのでしょう。

そして出身エリアはやはり関東・近畿地方が強く、その厳しい地域でしのぎを削った猛者たちがのし上がっていけるのだと思います。

また、身長だけで見れば優位性はさほどなく、どの選手にも可能性はあるように感じますが、プレーするポジションは考えなければいけません。

そして日本の平均身長である170~174㎝のゾーンにはサッカー界でも特別な能力を持ったアタッカー達が選ばれており、

ノーマルな選手であれば175㎝以上欲しいところです。

以上、参考にして今後に生かしてもらえれば嬉しいです!

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