ここで書く「自己肯定感」とは「自分の意見を正しいする心」ではありません。
え⁉と思った方がおられたらぜひ最後まで読んでいってください。
最近の流行で、「子供の意見を尊重して、、、」や「この子が決めたから」という保護者の方、
多いです。
目的を聞いてみると
「自己肯定感を持ってほしい」や「自分の意見を持てる子になってほしい」など様々ですが、
これらは少しずれた考えではないかなと思っています。
自己肯定感とは

この言葉だけ聞くと、「自分を正しいと思う心」と勘違いしてしまう気持ちもよくわかります。
ですが、実際は「自分の在り方を積極的に評価できる心」というのが本当です。
何が違うの?と思う方もおられるかと思います。
前者は自分の「意志や意見」を正しいとするのに対して、
後者は自分という「存在そのもの」を肯定するということです。
子供の”意見”を尊重し続けた結果

子供の自己肯定感を育みたいがために子供の意志を尊重しているのであればそれは間違いです。
子供が自分の思ったように行動するわけですから、それは未発達がゆえにわがままで、無知がゆえに判断が悪いです。
そもそも子供は不自由なものです。
責任の取れない子供が自由な訳がありません。
無責任かつ自由な少年期を過ごした子供たちは自立する心が育ちません。
「大人になりたくない!」となるのです。
大人になれば責任が伴いますからね。
俗にいう「ピーターパンシンドローム」というやつです。
本当に子供に必要なこと

上記のようなことを言うと「判断が悪いから決めさせるんだ!それを経て成長するんだ!」
という方もおられますが、それは極端過ぎます。
意見を聞くのはいいですが、親がしっかりと精査して最終決定権を持っておくべきです。
またそれに対して子供が受け入れられる関係性を構築しておくべきです。
人生経験のほとんどない子供に1つの判断の全体像(何が関わって、どれくらいの労力で、その後どうなるか etc…)は分かりませんし、
教えても理解できないでしょう。子供にとってはおとぎ話のように空想の世界でしかありませんからね。
そんな未熟な判断では色々な人たちに迷惑をかけかねません。
そのためにも保護者さんの精査が必要なのです。
本当の自己肯定感を育むためには

一応確認ですがここでの自己肯定感とは「自分の在り方を積極的に評価できる心」で、
「自分には居場所がある、必要とされている、存在すべき人間だ」という感情です。
これに一番必要なのは親からの無償の愛です。
条件付き(有償)ではいけません。
子供が大きくなればなるほど、求めるものが大きくなってはいませんか?
気づかぬうちに多くの人が与えられなくなっているはずです。
何か出来たら褒める、何かをできなければ認めないではなく、
「そこにいることが大切」や「元気でいることが嬉しい」など無条件で存在を肯定してあげることで子供の精神面も安定します。
無条件で肯定されてきた子供は他人とのコミュニケーションを恐れません。
もし上手くいかなくても必要としてくれる居場所があるからです。
これこそが「自分の意見を持ち、発信できる」ということに繋がるのではないでしょうか。
まとめ

幼い時から能力が高く、優秀な子供を持つ親ほど「子供に任せる」傾向が強いように感じます。
子供に全ての判断を任せるのではなく、
周りに迷惑をかけていないか、
その判断のデメリットも理解した上で行動に移せているか、
などをしっかり精査して、親としての責任を全うしましょう。
一部メディアで取り上げられているのは極わずかな成功例なので、惑わされぬようにしましょう!
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