
身長を伸ばしたい人必見の第3弾です。
身長はあって困るものでもないので可能な範囲で実践していただけたらと思います。
基礎編・生活習慣編を読まれていない方はそちらから読んだ方が分かり易いかもしれませんが、この記事だけでも大丈夫です。


身長を伸ばす食事
よくある間違い

よく「身長を伸ばしたければ牛乳をたくさん飲みなさい」なんてことがまことしやかに言われますが、これは間違いです。
もっと言うと「カルシウム=身長が伸びる」という考えも間違っています。
身長を伸ばすのはタンパク質で、カルシウムは骨を強くするものだからです。
もちろん牛乳にもタンパク質は含まれていますが、食事の基本はバランスです。
牛乳を大量に摂取することで、お腹が膨れて食事がとれなくなってしまったら元も子もありません。
大事な栄養素

タンパク質
身長を伸ばす働きのタンパク質。
それ以外にも筋肉などのほとんどの体組織は成長・代謝・修復にタンパク質を必要とします。
そして極めつけに成長ホルモンの分泌を促してもくれます。
よって身長を伸ばす栄養素の代表格がこのタンパク質となるのです。
必要量は1.1~2.0g×体重kgですが、1.1gを切ってしまうと発育に悪影響がでる可能性があるのでもう少し多めに摂っても良いかもしれません。
よって体重25㎏であれば、30~50gのタンパク質を一日摂取量の目安とするといいでしょう。
しかし食品選びは要注意です。
タンパク質を取ろうとするあまり脂肪過多になってしまうと本末転倒です。
合言葉は高タンパク低カロリーです。
そこでお勧めなのが、
牛・豚ならモモかヒレ。
鶏なら皮を取り除いて調理でOK。
魚ではタラ・マグロの赤身・ヒラメ・カツオ・キスなどで、ブリやサバなどはNGです。
大豆食品は言わずもがな、身長を伸ばすためにはとても良い食品です。
食材ごとのタンパク質含有割合が気になる方は各々調べてください。
※著者曰く、分量は発育が十分であればあまりこだわりすぎなくても良いそうです。
カルシウム
骨を伸ばすのはタンパク質と言っても、やはりカルシウムも成長には欠かせません。
日本ではカルシウム摂取量は伸び悩んでいるみたいです。
そして所要量の基準も日本:500~900㎎に対して、アメリカは800~1200㎎だそうです。
この辺からアメリカ人との対格差が生まれるのでしょうか。
11~18歳では1日1200mg、それ以外の子は1日800㎎を目指しましょう。
摂取方法はやはり乳製品は王道です。
それ以外にも乾燥わかめ・干しエビ・干魚なども摂取しやすいです。
また、これらに鰹節・青のり・ごま・大根の葉などを好みの食材を入れ、ミキサーで混ぜると手作りふりかけの完成です。
添加物もなくカルシウムを摂取できて良いでしょう。
野菜では小松菜。
大豆製品にも比較的多いカルシウムが含まれていますので良いでしょう。
亜鉛
亜鉛には成長ホルモンの分泌を促す働きがあるのと同時に、不足すると味覚障害を引き起こすともいわれ、食欲不振の原因になりかねません。
一説には身長の高い人の方が体内の亜鉛の量が多いとの研究もあるそうです。
一日の摂取量目安は5~10㎎ですが、これもアメリカでは15㎎だそうです。
食材に関して言うと、亜鉛を多く含む食材は高級なものが多いです。
牡蠣・和牛モモ・ウナギ、これらがトップです。
しかし豚モモ肉・納豆・鶏ささみなどにもしっかり含まれており、それらのほうが現実的でしょう。
マグネシウム
マグネシウムは不足しがちなミネラルで、カルシウムの吸収と代謝を調節してくれます。
理想的なバランスはカルシウム2に対して、マグネシウム1です。
食材では木綿豆腐・納豆・枝豆・干しひじき・カツオ・ホウレンソウに多く含まれています。
カルシウムパラドックス

カルシウムだけを大量に摂取しすぎると、かえってカルシウムが骨から溶け出してしまうことがあるそうです。
その他にもタンパク質を極端に大量に摂りすぎてもカルシウムが体外に出ていくそうです。
ようはバランスが大事だということですね。
成長を阻む食品

この代表格が加工食品です。
ハム・ソーセージなどは子供もよく食べてくれるし、重宝している家庭も多いのではないかと思います。
この他にも、インスタント食品や清涼飲料水なども同様に該当します。
これらの食品の共通点は添加物です。
この添加物の一部であるリン酸・フィチン酸は先ほど紹介した栄養素を体外へ排出する働きを持っています。
これらの食品は便利ではありますが多用しないようにしましょう。
まとめ

今回の話で大事なことは、何事もバランスが大事だということです。
「この食材を取れば劇的に身長が伸びる!」なんてことはないのです。
この記事で出てきた食材を上手に食事に取り入れていく、ぐらいで良いのではないでしょうか。
豆腐・納豆などの大豆製品は全項目に登場してきたのでとても有用かと思います。
栄養に関してはまだ分かっていない未知のものや、少量含まれる大事な栄養素などもあるはずなので、栄養補助食品やサプリメントには頼らず食事から摂取することをお勧めします。
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