教育・子育て

自立心を育む‼子供から離れる前に親がするべき3つのこと

よく子供の成長に応じて関わり方を変える例として、

『手をかける、目をかける、心をかける』という言葉が使われます。

まだ小さく自分でできないことが多い幼児期では『手をかける』。

少し大きくなってきて自我も芽生え、活動的になるもまだ少し不安が残る少年期には『目をかける』。

思春期を迎え、自ら親を離れる段階では『心をかける』

これらのことはかなり昔から言われてますが、未だに通用する考え方です。

今回はその中でも一番難しい『目をかける』についてお伝えできればと思います。

子供の成長によって距離感も変わりますし、近づきすぎると『過保護』、離れすぎると『放置』などと言われなかなか「これでいいんだ!」と思えている人も少ないのではないでしょうか。

この記事では子供から少し離れて『目をかける』ができるようになる3つのポイントをお伝えすることで、納得・安心して子供を見守ることができるようになればと考えています。

このステージでのびのびと成長できることで『自立心』の伸びも大きく変わるはずです!

是非参考にしていただければと思います!

ちなみにですが、今回例として遊び場や公園などを挙げていますが、これはサッカーに置き換えても同じですので、自分にあった環境での解釈をしてみてください。

その1:愛着形成

まずは子供自身が離れる準備をできていないといけません。

自分の居場所が不安定だと、子供はなかなか離れることができません。

失敗しても、何もできなくても帰れるところがあるから子供は未知のものに取り組むことができます。

もし嫌がるようなら無理して離れる必要はないでしょう。

しっかりと愛情を注ぎ、離れられるようになるのを待ちましょう。

その2:約束事

子供が親から離れても平気になっても、まだまだ未熟ですから大きな失敗も起きかねません。

小さな怪我をするのはご愛嬌ですが、命に関わる事故や他人との大きなトラブルはなんとしても避けなければいけません。

その時に重要なのが約束事です。

子供に分かるようにしてはいけないことを3つ程度、事あるごとに伝えましょう。

私の場合、

  1. 自分が傷つかないこと
  2. 人を傷つけないこと
  3. 人のものを取らないこと

を最初に伝えています。

①は自分が傷ついてしまうような危険なことを避けるの意味。

②はそのままの意味で、③は人のものを壊してしまうなども含みます。

この『約束事』を常々繰り返し言って聞かせつつ、その日その状況にあった簡単な『ルール』を伝えます。

この時「〇〇してはダメ!」というのではなく「これを守ったら後は自由に遊んでいいよ」と伝えるのがポイントです。

ルールの緩和を通じて責任感をもたせる

ここでついでにできると良いのが、簡単なルールの方を状況を見て軽くしていくということです。

例えば子供を複数人連れて大きな公園で遊んでいるときに、3つのルールを決めたとします。

一つは保護者の見える範囲で遊ぶこと。

二つ目は1時間経ったら戻ってくること。

三つ目は他の利用者に気を配ること。

そしてそのルールやそもそもの約束事が守られているかよく見ておくのです。

もし守れていたら「じゃあもう少し遠くまで行ってもいいよ!」のように少し自由度を高めてあげましょう。

そうすればルールを守ることが自由に遊ぶために必要だということが分かるはずです。

「自由には責任が伴う」とはよくいいますが、現実世界で子供が責任を負えることなんてほとんどありません。

子供の責任は親が背負うからです。

だからこそ普段の限られた空間の中においてこのような『自由と責任』を感じられる場所が必要になるのです。

もっと言えばこの2.3個のルールを決めさせて遊ばせることがサッカーに非常に近い状況のため、とても良い訓練になります。

その3:環境への配慮

子供に約束事やルールを示しても、それを100%完璧にこなせるわけではありません。

そんなときに重要なのがやはり親です。

子供が自由に動いても大丈夫なようにそもそもの環境を考えるのです。

危険なものの有無。

または、子供が興味を示しそうなものの危険性。

そして周りの人への影響。

このようなものをのリスクの大きさを判断して環境を選びます。

少し前に、教育と称して列のできているセルフレジを子供にさせている親などが物議を醸しましたが大衆に迷惑をかけてする経験など良いものではありません。

成功体験よりも迷惑を考えない行いの方が強く子供に刷り込まれてしまいます。

これも『環境への配慮』の一つですね。

これらの上に成り立つ『目をかける』

上記の項目をすべてクリアした状況を想定してみてください。

子供は精神的に安定しており、好奇心は外に向いています。

そして親から本当に大事なことだけは伝えられており、子供の頭の中もスッキリ。

また親が選んだ環境も子供が思い切って活動するのに十分なもの、

このような状況を作り上げることができたら、親のすることと言えば文字通り見守ることぐらいです。

危ないときには助けに行き、約束やルールを破るときは注意し、ちゃんと守れているときには褒めてもっと楽しい環境を与えてあげる。

これぐらいしかなくなるのではないでしょうか。

ここまで出来てようやく目をかけられるのです。

補足:保護者のいない場での遊びももちろん大事

ここまで『目をかける』ということで、保護者ありきで書いてきましたが、子供だけで遊ぶ環境も大切です。

少し心配かもしれませんが「少し危険な遊びが子供の脳を鍛える」なんて話もあるくらいです。

もちろん治安や立地などの環境次第では難しい場合もありますので、無理にとはいいません。

何にでも良し悪しですからね。

まとめ

「目をかける」「見守る」と一口に言っても、その行為だけするのは『放置』や『親の責任放棄』です。

子供は本当は親と一緒に居たいのに引き離される…

何が良いことで何が悪いことか、最低限の基準さえ分からず行動するたびに怒られたり、人に迷惑をかけたりしてしまう…

正しいことを言われていても、子供の不完全さ故に事故や迷惑行為がかさなってしまう…

これらは今回挙げた3つの内、一つでも欠けていたら起こり得ることです。

子供を自立に導くための方法を「目をかける」の言葉だけで捉えず親としての責任を全うしましょう!

そのような環境で自立した子供は必ずサッカーや今後の人生で活躍できるはずです!

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