技術・考え方

どうする⁉ジュニア世代のヘディング練習

サッカーのヘディングによって将来の認知症リスクが高まるというのは有名な話です。

今回はJFAから出されたガイドラインを受けて、ヘディングに関する個人的な見解を書きたいと思います。

ガイドライン自体は載せませんので各自調べてください。

小学生でのヘディングについて

  1. ヘディング練習は必要か
  2. 誤解
  3. 伸ばすべき能力
  4. 年代に応じたボール・練習

ヘディング練習は必要か

...必要です!

ヘディングの技術は海外と比べると一番差があるかもしれません。

ここを鍛えることで、「点を取る・ゴールを守る」といった部分でもう一段階強くなるはずです。

しかし小学生ではなかなか勝利に結びつきにくいという点から、重要性が低すぎるような感覚があります。

子供の将来を考えてしっかりと練習環境を整えてあげましょう。

誤解

冒頭でも紹介した通り、「ヘディングには認知症のリスクがある」という研究が話題になっています。

これをネットニュースなどで見た人は、「子供の将来のためにも止めさせるべきだ!」と声を荒げますが少し落ち着きましょう。

ここには少し誤解があります。

まずヘディングによる脳へのダメージは微細なものであるということ。

そして、ヘディングが認知症に繋がる要素の中で最も大きいのは対人の接触によるものだと考えられるということです。

つまりヘディングそのものでダメージを受けるのではなく、

「ヘディングの際に相手の頭とぶつかる」

または「接触した後に地面に頭をぶつける」

が一番の原因であること。

そして、それを回避するためにも”空中戦の競り合い”を練習し、正しい技術を身に付けることが必要になるのです。

何事も正しく恐れることが必要だということですね。

伸ばすべき能力

まずは「頭でボールを触る感覚」です。

この感覚については触る回数を増やさないと発達しません。

次に「手と眼のコーディネーショントレーニング」です。

コーディネーショントレーニングとは体を思い通りに動かすためのトレーニングのことを言います。

ヘディングでは空中を飛んでくるボールに対して落ちてくるところを予測する必要があります。

それにより相手より先にヘディングしやすい場所を確保できるのです。

”眼”を鍛えるのはそのためです。

そして楽にヘディングをできるように手(腕)も使う必要があります。

腕を使うことで、上半身を使ってボールに力を加えることができるためです。

更にヘディング時の”プレーエリア”を確保するのにも有効です。

頭を振るエリアに相手を入れさせないことで頭同士の衝突リスクも減るはずです。

これらを見据えて、小さい時から「手と眼」を鍛えていかなくてはなりません。

そして3つ目に言わずもがなですが「正しいヘディング技術」です。

どのように相手と競り合い、どのようにヘディングをするかを身に付けなくてはなりません。

年代に応じたボール・練習

※年齢より下の学年のトレーニングはいつになっても有効です。

幼児期

使うボール:風船、新聞ボール

トレーニング:ボールを上に投げてキャッチ

1~2年生

使うボール:ゴムボール


トレーニング:

自分で投げたボールをキャッチ、または額に当てる

ボールネットに入れて吊るす⇒揺らす⇒ヘッド(またはジャンプヘッド)

投げられたボールを額の前でキャッチ

投げられたボールをヘディング(5~15回)

3~4年生

使うボール:軽量ボール


トレーニング:

1~2年生の練習をボールを変えて行う

投げ上げたボールを2人で手で取り合う

野球のようなキャッチボール(片手で握れるゴムボール)

5~6年生

使うボール:4号球

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トレーニング:3~4年生の軽量ボールを4号球に変えた練習

まとめ

皆さん、JFAのガイドラインを見ましょう!

今回は個人的な解釈なので少し違うかもしれません。

というかあえて少し変えている部分もあります。

しかもより詳しく書いてあるのでとても勉強になると思います。

ヘディング練習が小学生のうちに報われることは少ないかもしれませんが、今回の記事が15年後の日本サッカーに貢献できることを祈っています!

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