以前はあった「褒めて伸ばす」のトレンドも下火になりつつありましたが、かと思いきや次は「こう褒めてはいけない」のようなある種のフィルタリングのような説が次々と出てきています。
このように次から次へと新たなトレンドが抽象的にねじれながら伝わっていくのが子育て・教育の世界なのかもしれません。
そんな世の中に終止符を打つのか、はたまた新たなトレンドに火をつけるのか、それとも泣かず飛ばずのどうでもいい記事になるのかはわかりませんが、今回は簡単に使える『褒めワード』という形でお伝えしてみようと思います。
安心してください。
教育はそもそも普遍的なことで根っこの部分は変わりません。
ぜひ3語だけ覚えて使ってみてください。
クレームは受け付けません。
使える『褒めワード』3選
それでは早速ワードの紹介です。
理由も解説していますのでそちらも読んでいただけると応用が効くかもしれません。
ワード1:「さすが!」
究極これ1語で良いくらいのスーパーワードです。
この言葉の裏に含まれる意味を考えてみましょう。
この言葉のすごいところはたったの3音なのにその子のすべてを認めて上げることができることです。
同じ一言でも「すごい!」や「上手!」と言うのとは全く違います。
上記の2単語はその時点での状態を褒めているに過ぎません。
しかし「さすが!」というとそれまでの行いの良さや期待値なども言葉に乗せることができます。
「今までもすごかったけど、やっぱり改めて見ると感心するよ!」というような言葉が隠されている気はしませんか?
ようは点で褒めるか、線で褒めるかといったところです。
よく「結果ではなく過程を褒めるべき」と言いますが、この言葉にはその過程までもが集約されているのです。
「さすが!よく練習しているだけあるね!」のようなニュアンスも伝えられます。
これを言われて嬉しくない子供はいないのでは?
大人だってそのはずです。
ワード2:「そんな事もできるの⁉」
これは少し演技がかって聞こえますが、子供は大人を驚かせることが大好きです。
ただ期待値の低さを強調しないように使うシーンには気を遣わなければなりませんが、相当悪い状況ではない限りポジティブに捉えてくれるはずです。
私はよく試合で「コーチが驚くようなプレーをして」と注文をつけます。
昨今の試合では良くも悪くもプレーが固定化されがちです。
しかしトリッキーなプレーをすれば良いのかと言われればそうではありません。
試合の流れを見て、相手の強み弱みを見つけ出し、判断し闘うのがサッカーの醍醐味です。
もちろんやってほしいプレーや要求はしますが、それができたところで私の想像は超えません。
それにその要求が試合とフィットするかはわかりませんしね。
そんな私の想像の範囲内にいる限り、そのチームから日本を代表するプレーヤーは決して生まれないのです。
そこで大事なのが『指導者の驚くプレー』です。
これは暗に「教えたことだけをしなくてもいいんだよ」というメッセージも添えています。
選手はピッチの上では自由なのですから、子どもたちはその少ない自由の時間を存分に楽しまなくてはなりません。
日常生活では基本的には不自由なのが子供ですからサッカーのようにはいきませんが、この言葉により大人を驚かすような成長を楽しみながら見せてくれるはずです。
「見て!これができるようになったよ!」という言葉が好循環の合図。
自ら動いた時のやる気は長続きもするので非常におすすめです!
ワード3:「ほんとに上手になったよね」
これも線で褒める典型です。
子供は非常に遅い時間軸で生きているものですから自分の成長を感じていないこともしばしばです。
そんな時にこの言葉をかけてあげることで「自分は成長しているし、これからも成長できるんだ」と前向きな心持ちになります。
この前向きな気持ちは難しい問題に立ち向かう時の強い味方になります。
なぜならそれが「自分は成長している、いずれその問題もクリアできる」という一種の証明になるからです。
「できない」から「できる」、「下手」から「上手」のような経験を一つずつ丁寧に拾い集めることで、その後の自走・自立する未来でも勝手に成長する土台を築けるでしょう。
まとめ
「褒めていいか叱っていいか分からない」
「結局褒めても上手くいかず怒ってしまう」
なんて悩みはよくあることかと思います。
難しいですよね。
とりあえずでいいのでこの言葉を多く使えるようにやってみてください。
自然に使いやすい短い言葉だけを選んだつもりです。
副作用的な反応も起こりづらいはず。
要するに子供は、
めちゃくちゃ褒められたいし、
めちゃくちゃ楽しみたいし、
色々取り組みたいんです。
子供だけでなく人間皆そうなのかもしれません。
褒められるなら生まれてからこれまでを全部褒められたい。
驚いてくれそうな、楽しそうなことなら頭をフル回転させて未来を想像する。
できることなら興味のある、あらゆることに挑戦したい。
すべて元から備わった欲求からくる能力です。
この欲求が成長のタネに栄養を与えてくれます。
本質を見失わないように子どもと接していきましょう!
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