技術・考え方

サッカーのできない日常で立ち返るべき原点

コロナ禍でクラブの活動などが度々できなくなる昨今。

よく「休みの間に身体がなまってしまいそうです。どんな練習をしたらいいですか」などと聞かれますので、今回のような記事を書きました。

よく聞くのが

ランニングをしています。や

シュート練習しています。や

ドリブル練習しています。など

もっとすごいのだと、「チームのメンバーを集めて普段練習でしていたトレーニングメニューを自分たちでやっています」

とかも聞いたりします。

しかし独自の練習は良い面もあれば悪い面もあります。

今回は上記の考え方の何が悪いのかとその代わりに提案できるトレーニングをお伝えできればと思います。

タイトル通りサッカーの原点回帰がカギになってきます。

是非最後まで読んでみてください。

独自の練習の問題点

サッカーの指導者は言ってもプロです。

指導経験というのは間違いなく積み重なり、練習を見る上では必要な能力です。

これを選手が自分たちで、もしくは保護者がコーチの代わりをとしてしまうとプレーできる良さ、サッカーを考える良さがある反面悪影響もあります。

練習の中での運動量・強度

選手自身が高い強度でトレーニングをするのは難しいものがあります。

これは選手の意識が低いというより仕方のないものに感じます。

また、指導経験の浅い人が行う場合も、運動量を増やすために良くないアプローチをしてしまったり、効率やバランスの悪い練習になってしまうなど問題が生じるはずです。

その結果サッカーの練習が楽しくなくなり、サッカーをする時間が短くなってしまうのです。

プレーのイメージ・戦術

指導者のいない練習ではプレーのイメージが崩れたり、戦術面での理解が歪んだりします。

これも指導者の経験やイメージがあってのことなどで、指導者側からすると「なんか休み明けから様子がおかしいぞ」となってしまいます。

教えていたはずのことが出来なくなっていたり余計なものがプラスされているように感じてしまうのです。

選手がするべき練習

指導者と選手は違います。

優れた選手と優れた指導者がイコールでないことは歴史が証明しているかと思います。

そのため選手には選手であって欲しいのです。

つまり普通にサッカーをして欲しいということです。

友達と空き地や公園に集まり、ボール1つでサッカーを始める。

そんな状況が増えればいいなと考えています。

原点とは

ここでいう原点とはまだサッカーの育成現場が整備されていない状態、更には「サッカー=楽しむもの」ということです。

日本では指導レベルの向上とともにサッカーのレベルも上がっており、サッカーのエリートを育成する組織さえあります。

そして保護者の中にも「どこに子供を預けるか」という発想があるのではないでしょうか。

しかしこのコロナ禍で浮き彫りになったのは、サッカーというスポーツの捉え方の歪みだと感じます。

サッカー先進国ではクラブ以外でも色々なところでサッカーが行われています。

イメージしやすいところだとブラジルなどでしょうか。

彼らからするとサッカーは職業である一方、共通の娯楽でもあるのです。

もしもこのコロナ禍で日本の競技力が落ちるようなことがあるのであれば、それはサッカーの捉え方が歪んでいるからに他なりません。

クラブが無くてもサッカーはできます

同じ学校の友達と、学年や経験のあるなしも関係なく、楽しくボールを蹴ることが、今この状況下で必要なのではないでしょうか。

上手くない子に良いプレーをさせるのも技術です。

また楽しい方が子どもたちもよく走ります。

楽しくならなかったらルールを変えたりもするでしょう。

私はそれでいいと思っています。

まとめ

サッカーを考えすぎるが故にサッカーが見えなくなってしまうのはよくある話です。

しかし結局は原点に立ち返り、サッカーというものを見つめ直すことになるのでしょう。

この悪いと思われている状況をなるべくうまく活用して日本サッカーのレベルを上げられると良いですね!

以下の記事も参考になるかと思います。

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