子どもをサポート

これ以上何をやっていいか分からない親が次に考えるべきこと

当サイトでは、サッカーの育成に関する事柄や、もっと幅広い教育・子育てに関するトピックスを取り上げてきました。

たくさんの情報を得ていく中で「なるほど、親の関わり方がなんとなく分かってきたぞ」となる保護者さんもおられるかと思います。

今回はそんなしっかりと学ばれた保護者さんに対して、

『次にするべきこと』をお伝えできればと思います。

「今よりもっと子供に上手くなってほしい!」

「よりよい環境を与えたい!」

こう考える人であればぜひ最後まで読んでみてください。

子供の力を伸ばす『コミュニティの力』

今記事を読んでおられる方のほとんどがお金を払ってサッカーを習わせている方だと思います。

しかし、子供が上手になるかどうかの重要な要素の一つとして、

遊びでサッカーをしているか、というのがあります。

習い事とは別に、気楽に、チャレンジングに、時間も忘れて、時にはサッカーではないことを始めてしまったりしながらも、サッカーを楽しむ時間を作ることで子供は成長します。

よく公園で一人でストイックにボールを蹴っていたり、親がマーカーを並べたりしてマンツーマンでコーチしている光景を見ます。

これは非常にもったいないことです。

近所の友だちなどと外で遊べるような機会を作り、自然と遊びがサッカーになっていけば子供はより良くなるはずだからです。

親が身につけるべきコミュニティ力

そこで親が次に頑張ることがはっきりしてきます。

そのような子供同士で遊べる環境をなるべく作ってあげることです。

遊びの中でサッカーを学び、違う遊びから運動能力を身に付け、友達とのやり取りを通じて社会性を学んでいきます。

サッカーの時間を増やすことは上達への近道ですが、そのために習い事としてのサッカーを増やすだけでは、子供らしい想像力、遊びの時間などが減ってしまいスポーツの本質から少し逸れてしまいます。

また、チームの活動に参加しなければいけない責任や親の負担なども増えてきますのであまりおすすめできません。

下の記事もよろしければご参照ください。

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子供を伸ばすためにやるべきこと

それでは早速、コミュニティ力を高めるための親が取るべき行動をお伝えしていこうと思います。

あまり得意でない方もおられるかもしれませんが、今回のようなことを心得ておくだけでも少しづつ状況が良くなるのではないかと考えています。

ぜひ意識してみてください。

親同士で良い関係性を築く

もし親子で公園などに行くときに子供の友達を呼べる親こそがコミュニティ力の高い親と言えるでしょう。

もちろん子供が呼んできてもいいですが、親同士で気を使う部分もあるでしょうから、その時に「今から子供と公園に行くんだけど、〇〇くんも一緒に連れてっていいかな?」と気軽に聞ける間柄になっているととても良いです。

もちろん親子だけの時間も必要でしょうが、小学3年生くらいからの子供は『閉鎖的な子供だけの集団」でいることを好むようになります。

これが俗に言う『ギャングエイジ』です。

サッカーの上達だけではなく、社会性も育つので一石二鳥です。

是非とも近所の子供を誘って遊んでみてください。

我が子の友達に感謝する

相手は子供ですが、我が子と遊んでくれる大切な友達です。

下手に出る必要はありませんが、「いつも遊んでくれてありがとう」という感謝を持って接しましょう。

子供同士は子供同士で関係を築きますが、大人も子供としっかり関係性を築きましょう。

関わっていて楽しいと思ってもらえるようになると良いですね。

もちろん一人の大人として、子供が他人に迷惑をかけたり、人を傷つけたりしたらしっかり叱るべきです。

これも親同士の信頼関係には不可欠です。

子どもたちがのびのび遊びつつも危険にさらされないように見守る

只々子供を自由に遊ばせているだけでは、危険な目にあってしまうかもしれません。

これは単に怪我をしてしまう、ということではありません。

子供同士で遊べば怪我や喧嘩はつきものですし、それらの小さな傷や痛みを経験して子供は成長します。

これを大きな傷にしないようにするのが大人の役目です。

見ていないふりをしながらしっかりと見るのです。

危ないところでじゃれ合っていないか、他人に迷惑をかけていないか、遊ぶ範囲が広くなりすぎていないか。

このようなことを気にしておくと良いでしょう。

見てないふりをするのは、子供が「これをしたら怒られるかな?」と気を使いすぎないようにです。

小さな傷さえ負えず帰るだけでは、それもまたもったいない話です。

その日の最後に楽しい思い出をプレゼントする

何事も終わり良ければ全て良しです。

帰る間際にちょっとしたお菓子でも買ってやると良いでしょう。

これは2つ目の内容とかぶるところもあるのですが、我が子だけでなくその親に対しても友達が「また遊びたい!」と思えることでよりコミュニティが強化されます。

それまでに喧嘩していようと、疲れていようと、子供は意外と最後の気持ちでその日一日を記憶します。

つまり最後に楽しい、嬉しい気持ちになれば「今日は楽しかったな」と帰ってくれるのです。

少しの出費で子供の楽しい思い出の一部になれるのであれば安いものではありませんか?

お互いが誘い合うようになればより子供が楽しめるように

この発展形が親同士が誘い合う状態です。

自分が公園に連れて行った次の週は近所の子の親がプールに連れて行ってくれたり、その次は家族ぐるみでバーベキューをしたり、キャンプしたりと色々なところで親同士の関わりが増え、子供同士の関わりが増えるでしょう。

それにつられ経験や思い出が増え、尚且つ違う家に子供をお願いしている際には面倒を見る負担が減ります。

昔の話を出すのは好きではありませんが、『地域が子供を育てる』のような昔ながらのシステムは取り戻すべきなのではないでしょうか。

まとめ

時代は移り変わりが激しく、子供の学ぶ内容は刻々と変化しますが、教育や子育ての本質の部分は変わりません。

子供は小さな傷を負って成長していきます。

そして育つ能力によっては期限付きのものもあります。

今は、今しか身につけることのできない能力を大人がサポートしてあげないと育ちにくい時代なのかもしれません。

大人も変わっていきましょう。

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