サッカーをシンプルに考える！～勝つための方程式～

サッカーはとてもシンプルなスポーツです。

ゴールが2つ、1００m超離れて置かれ、幅68ｍで線が引いてあり、ボールは1つ。

それを1チーム11人、合計22人で点を奪い合う。

ルールを含めるとややこしくなる部分もありますが、基本的には公平性や観ていて楽しいかなどを考えられているため、そういった意味でもシンプルと言えます。

今回はサッカーが好きすぎるが故に難しくなりがちな点の取り方についてまとめます。

親子でトライできることもあるので是非やってみてください。

最後まで読んでも当たり前のことしか書いていませんが、ハッとする内容になっているはずです。

どうかここで愛想をつかさず最後まで読んでみてください。

3つの要素

勝つためには点を奪わなければいけません。

そのために大事な3つの要素があります。

それが「奪う×運ぶ×シュートする」です。

どの試合でも必ずこのプロセスを経てゴールしているはずです。

奪った位置からボールをチームまたは個人で運び、シュートする。

単純ですが、勝つためにはこれらのバランスを見なければなりません。

「運ぶ」は一番難しい作業だと理解する

奪った位置からゴール付近までボールを運ぶのは、とても難しいことです。

高い技術力と相互理解が必要になるからです。

そして選択肢が多く、関わる人数が多くなります。

ボールに触れば触るだけミスが起こるのがサッカーですからね。

また、このボールを運ぶために必要な要素も沢山あります。

パスの精度、受ける技術、ドリブルの技術、チームでの戦術、個人戦術．．．etc…

さらに細分化すればきりがありません。

これらは長い目で見て形作らなければなりません。

また、これらの技術を高めても上には上がいます。

守備組織の整った相手ではなかなか思ったようにいかないはずです。

スピーチとスカートと運ぶ距離は短いほうが良い、ということですね。

シュートレンジを確認する

得点はシュートからの逆算で考えます。

これはどの辺りからなら、相手のゴールを脅かすようなシュートが打てるかの確認です。

つまり自分のキック力と精度、そしてメンタルから有効な距離感を測ります。

そもそもボールが力強くゴールに届かなければ、シュートレンジとは言えませんし、同じ距離でも角度によっては入りにくいということもあるでしょう。

「自信がないから遠くからシュートを打てない」という子もいるかもしれません。

そこをリアルに想像し可視化する作業です。

実際にゴールの前に立って、色々な角度のシュートレンジにマーカーを置いてみてください。

例えば「自分は右利きだから左の斜め45度は自信があるな。25mあたりからでもいける。」などです。

その他にも「10度ずらしたら打ちにくくなるから、もう少し近くか。」などゴールと自分との関係をはっきりさせていきます。

最後にそれらのマーカーを線で結んだものが自分だけのシュートレンジになります。

「．．．あれ⁉すごく小さくなったぞ？」という方はおられませんか？

その子はおそらくシュートに対する意識が弱いですね。

もちろんあくまで目安なのでそのエリアの外からでも入るかもしれませんが、このエリアで受けたらほぼ決められるというイメージが重要です。

試合の中ではそのエリアに侵入し、ボールを受けることを考えれば良いのです。

そしてシュート練習ではそのレンジを広げることを考えながら行いましょう。

このエリアは広ければ広いほど勝ちが近づきます。

そういう点では他の技術よりもシュート技術は分かり易く有効です。

奪った位置に印をつける

シュートレンジがある程度わかって、運ぶ難しさも理解したら、奪いたい位置は分かりますよね。

それはシュートレンジ内です。

もちろん理想論ですが、まず一番にこれを考えます。

これを踏まえて、紙とペンを用意します。

紙にコートを簡単でいいので書いてみてください。

そしてそのコート内に一試合または前半でボールを奪った位置にバツ印を付けてみてください。

この位置がすべてゴールから遠いようだと、チャンスはなかなか訪れません。

考えてみれば、かなり常識的な内容ですが上記の３つを理解しておくことで、試合中の判断基準ができ、自立した選手への近づけるのではないかと思っています。

サッカーを続けていくと複雑な面や多種多様な考え方と出会うと思います。

しかし試合をするのは選手であって指導者・保護者ではありません。

そして今の日本のサッカー界でも選手の主体性が求められています。

サッカーをシンプルに捉えて、クリアな頭でサッカーをさせてあげましょう！

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