教育・子育て

少年サッカー 親の試合への関わり方

「今日は子供の試合だけど見に行ったほうがいいのかしら?」

「私はどうしても周りに気を使ってしまって、試合会場にいるのが少しストレスなんです。」

色々な方がおられることだと思います。

試合での親の立ち位置って難しいですよね。

この記事では指導者目線で、保護者さんが試合会場などでどう振る舞うべきなのかお伝えできればと思います。

完全個人的な意見ですのであくまでもご参考までに。

もちろんチームによって、指導者から言われていることなどあればそちらに従ってください。

試合での保護者は『サポーター』の一人

皆さんプロチームの試合を見に行ったことはあるでしょうか?

基本的には少年サッカーだろうとあれと同じです。

ゆっくり座って友達と会話しながら見るもよし、立って声援を送り拍手をするもよしです。

お酒などは少し場に似つかわしくないかもしれませんが。

中には保護者同士でチームカラーのシャツを作って応援しているところもありますが、あれは非常に素晴らしいことだと思いますし、指導者としても嬉しい限りです。

Q.子供に関わっちゃだめなの?

こんな質問を受けたことがあります。

「子供の主体性を身につけるためにも、あまり関わらないほうがいいと聞いたんですが、、、」と

この考えには少し語弊があります。

まず親が関わることはとても良いことです。

しかし、試合会場などで親が子供の身の回りのお世話をしたりするとせっかく大事な経験をするチャンスを奪ってしまうことになります。

なので、この話でしてはいけないのは、関わることではなく子供の身の回りのお世話をしてしまうこととなります。

小学3年生くらいからは友達と行動できるように

小学3年生からは皆さんご存知『ギャングエイジ』です。

わからない方は以前の記事をご確認ください。

本当に理解できてる⁉ギャングエイジ①~社会性と連携強化~ 【ギャングエイジ】 ⇒9歳前後から子供同士で閉鎖的な集団を作ることを好むようになり、親から離れ、自立の第一歩を踏み出します。 ...

簡単に説明すると、この時期に子どもたちは集団で行動をしたがるようになり、その中で忍耐力・責任感・協調性などの様々な社会性を身につけます。

これを後押しできるように、子供が他の子と過ごしやすい距離感をわざと作ってあげると良いでしょう。

サッカーの正しい関わり方は『みんな楽しく』

ここまでの話で分かる通り、基本はみんなが楽しくできるようにすればOKです。

子供は選手として楽しくプレーし、また一人の子供として仲間と楽しく遊ぶ。

親は試合を楽しく観戦しつつ、一人の大人としての、または夫婦としての余暇を楽しむ。

サッカー関係者や運営スタッフも各々がサッカーに関われることを楽しませてもらっています。

それぞれの楽しみ方で楽しむ

サッカーは年令に関係なく誰でも楽しめるコンテンツです。

プレーヤー、サポーター、運営スタッフなどの立場も関係ありません。

ただし、全員が楽しめるように各々の配慮は必要です。

子供の試合を家族で見に行って、みんなで応援を楽しむ。

試合のない時間はお弁当を食べたり、コーヒーを飲んだり、談笑したり、読書をしたり、レクリエーションを楽しんだり。

それこそキャンプやピクニックのように楽しめばよいのです。

もちろんそれが苦痛な方は別の楽しみ方を見つけてください。

それぞれが何かを決めつけることなくサッカーと関わっていただけたらそれがサッカー界にとっては素晴らしいことなのです。

声援をするときにプレーに関するワードはNG

つい子供を応援する時に、「蹴り出せー」や「もっと追いかけて!」や「シュート!」などプレーに関するワードを出してしまいますよね。

白熱した試合になればなるほどそうだと思います。

しかし子供のこと、ひいてはチームのことを考えるのであればこれは是非やめていただきたいものです。

なぜなら選手もギリギリで闘っているものですから無意識にプレーが引っ張られてしまいます。

本人が聞こえたという認識に関わらずです。

いつも言いますが何かを決断して行動できた時に子供は本当に成長します。

それを奪ってしまうとその子には後悔だけが残ってしまいます。

サポーターは応援と感嘆の声で

そこで見る側の人には応援をお願いしたいものです。

歌(チャント)を作って歌えとは言いませんが、名前を読んであげたり、その前のプレーを大声で褒めてあげてください。

そしてもう一つは感嘆の声です。

「おー!」や「あぁー!」のようにその時々のプレーに反応してリアクションしてあげてください。

拍手をしてあげるのも良いでしょう。

自分の感じたとおりに反応してあげればよいのです。

いいプレーだと思ったら拍手をして、惜しいプレーには頭を抱える。

そんな熱狂的なサポーターがいればちーむとして心強いです。

まとめ

どうしても熱が入りすぎて、やりすぎてしまう保護者の方がいるため今回のように振る舞える環境はもしかしたら少ないのかもしれません。

指導者も子供の自由な判断を守るために必死ですから。

しかしサッカーというコンテンツを活用しきれていないのが、とても歯がゆいです。

この記事から保護者のマナーが改善され、楽しみ方が周知され、サッカーがみんなの楽しいコンテンツとして機能することを願っています。

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