教育・子育て

意識を変える!目標設定の極意

「この子は言ってることとやっていることが全然違うな」

「ほぼ100%夢は叶わないだろうな~」

と思ってしまう子がよくいます。

これはセンスなどではなく、知能習慣の差だと思っています。

以前も参考にしました、脳科学や心理学の本でも子供の目標設定については書いてありましたので、今回はそれらも併せて個人的な見解を述べさせて頂こうと思っています。

becomeとbeing

多くの子供が将来について「~になりたい!」と答えます。

これをbecome目標と言い、ほとんどの人が将来の夢=becomeの目標だと思い込んでいます。

その結果、「夢は叶ったんだけど、思っていたものと違った」となってしまうことが多々あります。

これは目標設定の時に「私はこう在りたい」というbeingの目標が足りていないために起こります。

「プロサッカー選手になったはいいけど、想像していた華やかな生活と違う。みんなストイックだし全然楽しくない。」

といった感じでしょうか。

反対に「プロサッカー選手になって、日本一サッカーを楽しむ自分でありたい」と決めていれば、

進路などを決める際には「サッカーを楽しむ自分で在りたいからAのチームはやめてBのチームに入ろう」などと満足のいく判断をすることができます。

このように「どうなって、どう在りたいのか」を決めておくことで目標達成に向けてブレずに進み、達成後に見れる景色も満足のいくものになっていることでしょう。

10年以上先の目標設定を書く

これは以前の記事で紹介した内容です。

未来を考えられる力は人間に特化した能力です。

目標を細かく書き起こし、それを評価することで未来を考え行動できる力が養われます。

やる気が出る!自ら動く!未来志向的行動力の身に付け方 今回も以前取り上げた、澤口俊之先生の著書を参考図書にサッカー少年・保護者をサポートしたいと思います! 「やる気脳」を育てる 子ど...

10年後⇒5年後⇒3年後⇒1年後⇒半年後⇒3か月後⇒1か月後⇒1週間後、と遠い目標から逆算していくことでより未来を明確に考えることができます。

そして未来が明確になったことにより行動の量と質が上がります。

今までは「プロになりたいけど何をすればいいか分からなーい」

「プロになりたいからとりあえずたくさんボール蹴っておこうかなー」

と、なんとなくでやっていた行動が、

「プロを多く輩出しているのは○○高校だからそこに入るためには少なくとも県選抜くらいにならないと。」

⇒「県内ではあのポジションの選手が手薄だな。」

⇒「あのポジションでやるにはクロスの精度を磨いておこう。」

⇒「ダメだった時のために勉強もしっかりしておこう。推薦が無理なら一般入試だ。大学からプロになる道もあるらしいし。」

と考えるのです。

これはあくまで一例でこの発想が正しいかは分かりませんが、なんとなくやっている子と、はっきり目的がある子では伸び方も全く違うはずです。

こう考えられるようになるために、親子で楽しい未来の話をしながら目標設定を考えられたら素晴らしいです。

くれぐれもファンタジーになりすぎないように。

今日の目標を書く

細かく設定した目標の最小単位がその日1日の目標です。

朝起きてから登校する前に一つ目標を決めさせましょう。

これは小さな成功体験を繰り返すためです。

ローリスク・ローリターンを繰り返す事で人は決断力を身に付けます。

そして尚且つ少しずつ目標に近づいて行っている感が大切です。

例えば、「宿題を早く終わらせて、練習場に一番乗りする」や「練習前にドリブルからのクロスを30本蹴る」などです。

これを決めていれば

その日の宿題を早めに先生に聞きに行く。

宿題が多ければ休み時間などで半分済ませておく。

のように行動に変化が現れるはずです。

そしてこの力は必ず社会でも役に立つ一生使える能力になり得ます。

振り返りをする

毎回この目標は達成できた・できなかった、と振り返ることが大切でしょう。

ここも親が付き添ってあげてください。

あまりにも達成できてないようなら、目標設定も少し手伝ってあげるといいかもしれません。

達成できるレベルのものに下げてあげましょう。

子供はできた・できなかったを繰り返す事で「わかりたい」と思うようになります。

詳しくは下の記事を

子供の好奇心を育む接し方~「できる」から「わかりたい」へ 我が子は好奇心を持っていますか? 無気力ではありませんか? 最近子供がは小さい時からサッカーを教え込まれているがために、無...

1年に1度修正をする

人生には挫折や失敗がつきものです。

設定していた1年後の目標がクリアできない場合もあります。

その時のために先の目標を設定しなおしましょう。

「○○高校には入れなかったから、関東圏の大学からプロを目指そう!」

といった感じです。

もちろん変えないことが理想なので、できるだけ近くの目標から軌道修正を試みましょう。

ここでもファンタジーには気を付けて。

プランBを用意する

目標達成に至らなかったからといって人生が終わるわけではありません。

そうなった時にどういう道を進めるかということも同時に考えておくと燃え尽き症候群にならずに済むかもしれません。

しかし年齢を重ねるにつれて社会というものがはっきりしてくるためこれもその都度確認・調整していく必要があります。

また高校・大学などを決める際にも、同じ条件の2校をプランBに方向転換しやすいかどうかで選ぶことができるので便利です。

まとめ

遠くの目標だけでなく近くの目標を立てることで現在地を確認することもできます。

そして毎日を計画的に過ごせるように規則正しい生活も身に付けられるはずです。

行動力・決断力・充実感・規則正しい生活を手に入れられる目標設定はしないと本当に損です。

ぜひ親子で試してみてください!

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