教育・子育て

本当に「失敗」は素晴らしいことなのか⁉

「日本人は失敗を恐れすぎている!」

「もっと失敗から学ぶべきだ!」

こういう論調ありますよね。

今回は「失敗」に対しての正しい向き合い方について書こうと思います。

というのも、「失敗」に対する考え方・価値観の変化が急すぎて、またもやあらぬ方向に進んでいくのではないかと危惧しているからです。

失敗を崇拝しすぎると本質から逸れてしまいがちなのでもう一度考え直していただけたらと思います。

「失敗」について

「失敗」の変化

今までの日本ではミスをするたびに怒られ、時には罰則を受けることもありました。

これは単にスポーツ界だけではなく、日本の教育そのものの問題点でもあります。

ミスを指摘する人間は、「ミスに気付いてほしい」「ミスを改善してほしい」との願いがあったとは思いますが、指摘された側は「どうすれば怒られないか」「何もしない方が得なのではないか」と捉えてしまいます。

それにより能動的に動けない人間が増え、グローバル化も相まって、そのことに国民の多くが気づいたことがこの変化のターニングポイントになりったのでしょう。

その変化を受けた現在の親世代が「どんどん失敗させよう!」「失敗はいいことだ!」と方向性を180度転換しました。

怒られる時と比べて何倍も価値のある変化なのですが、これも端的で不十分な理解になります

失敗は素晴らしい⁉

今も昔も失敗が素晴らしい訳がありません。

相手にパスをする、

シュートを外す、

ファールをして警告を受けてしまう、

これらがチームにとってマイナスな事はすぐ理解できるはずです。

これを良しとしていたら確実に負けてしまいますし、成長もしません。

会社でも「君はミスが多いな!素晴らしい!昇給だ!」とはならないですよね。

会社にとってもミスをしないに越したことはないのです。

失敗との向き合い方

そうは言っても「失敗を前向きに捉える」ことは大切です。

皆さんが子供にして欲しいのはここですよね?

しかしこの捉え方がだいぶ歪んでいる方、多いです。

「失敗を前向きに捉える」ではなく「失敗”すること”を前向きに」捉えていませんか?

これは似ているようで全然違います。

前者は「失敗してしまったけどしょうがない!切り替えよう!」

とできるのに対して、

後者は「失敗したほうが成長できるから思い切って失敗しよう!」

とそもそも失敗をしよう・してもいいと取り組んでいるのです。

どんな一流選手であっても、シュートを外してもいいなんて思ってシュートしません。

本気でゴールの隅を狙って蹴って、その結果失敗しているのです。

よく「あの選手はシュートを入れた本数の何倍もシュートを外している!だからみんなももっとシュートを打ちましょう!」

みたいなことが言われていますが、「外してもいいや」と蹴るのと、「この1本決めるぞ!」と蹴るのとでは数を追うごとに両者の差は開いていきます。

まとめ

度々言っていますが、教育のトレンドなどは良く変わるので盲信するのは危険です。

普遍的な本質の部分を見失わぬように心がけていきましょう!

「失敗をしてもいい」という言葉に甘えるのではなく、失敗を前向きに捉えて強く生きていける子に育てましょう!

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