サッカーは他の競技に比べてお金のかからないスポーツと言われますが、実際にクラブなどに加入しようものなら話は別です。
ボールやスパイクのみならず、ユニフォーム、トレーニングウェア、インナー、ソックス、そして移動着です。
今回はこんなに費用のかさむサッカーにおいてなぜ移動着が必要なのかを解説していきたいと思います。
よく小学生位の年代では、家からユニフォームにソックス、スパイクまで履いてきてしまう子も見かけます。
面倒くさい子供の心理も、必要性を感じない親の心理もよく分かりますが、私はいちいち着替えることをおすすめします。
服1つのお話ですが実は奥が深いのでぜひ最後まで読んでみてください。
人は服装によって頭を切り替えている⁉
まず結論としてなぜわざわざ移動着を来て移動し、会場で着替える必要があるのかと言うと、頭の「モード」を切り替えるという理由が一番にあります。
人は知らず知らずのうちに自分というものを使い分けています。
家での自分、学校での自分、サッカークラブでの自分…。
属するコミュニティが多ければ多いほどその場面での「モード」が増えるのです。
そこで考えてみてください。
家を出発し会場に到着し「家での自分モード」のまま試合のピッチに立ったらそのパフォーマンスはどうなるでしょう?
「どうしたの⁉」ってくらい『ゆるふわ』な立ち上がりになるはずです。
それもそのはず、家での落ち着いた「モード」で試合に臨んでいるわけですからそれは闘える状態ではありません。
着替えるタイミングは?
着替えるタイミングですが、試合での準備を一例としてあげます。
練習であれば①だけでOKです。
とにかく日常とサッカーの「心(モード)の切り替え」が必要なのです。
タイミング①:ウォームアップ前に移動着→トレーニングウェアに着替える
家から移動着で家を出ます。
夏場ならTシャツやポロシャツ、下はジャージの半ズボンでしょうし、冬であれば防寒着を着ます。
チームで統一していない場合も着脱が簡単なラフな服装であればよいでしょう。
また靴下も普段使いしているもので良いですし、靴も普段履いているもので良いでしょう。
欲を言えば着脱しやすいくるぶし丈のソックスや、ウォームアップにも使えるランニングシューズなどでの移動が好ましいでしょう。
それらを会場に到着し、ウォームアップを始める前に着替えます。
タイミング②:試合前にトレーニングウェア→ユニフォームに着替える
前述した「タイミング①」ではユニフォームはまだ着ません。
サッカーパンツは着ないと仕方ありませんが、上のゲームシャツは着ないことをおすすめします。
これも「モード」の切り替えです。
人間、そんなに長時間集中できるものではありません。
家からアップ、そしてそこから試合、と段階を踏んでギアを上げていけるとスムーズに「モード」が切り替わるはずです。
ユニフォームに袖を通すのがミーティング前なのか、入場直前なのか細かいタイミングは人それぞれで構いませんが、リラックスして体を温めるウォームアップと短い時間で力を出し切る試合とでは明らかな切り替えが必要でしょう。
ハーフタイムにシャワーを浴びる遠藤保仁選手
「モード」を切り替えるためにはルーティンワークを持っておくのも一つの手です。
「試合に入る前には必ず〇〇をする」というのがあれば服装と同様に、その「モード」に切り替わります。
そのようなルーティンワークを持っている選手はプロ選手でも多く「コートには必ず右足から入る」などの話を聞いたことのある方も多いかと思います。
そんな中でも異質のルーティンワークを行っているのが現在ジュビロ磐田に所属する元日本代表、遠藤保仁選手です。
遠藤選手はハーフタイムにシャワーを浴びることで有名です。
試合の流れが良くても悪くてもそこで気持ちをリセットしたいのだとか…。
しかもこの時にユニフォームからすね当てまですべてを替えてしまう徹底ぶりです。
これほどまでに「服装」というのは心に影響するものなのです。
まとめ:たかが服装、されど服装。
「高い速乾性」や「疲労軽減」、「筋肉の振動を抑える」などスポーツウェアには様々なうたい文句がありますが、それだけではありません。
細かく言うとその色や自分の好き嫌いなども心に影響しますし、ここまでお話したような「モード」を切り替える効果もあります。
学校に行くのであれば制服に着替えますし、会社に向かう親はスーツで向かい人も多いのではないでしょうか。
無意識のうちに私達は服装で「モード」を切り替えているのです。
その心の機微を意識して配慮することでパフォーマンスの安定感は大きく変わってくるはずです。
是非取り入れてみてください。
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