技術・考え方

イラク戦の采配は間違いだったのか

今回はちょっと時事ネタチックに先日のイラク戦についてです。

結果は1−2で完敗。

終始成す術なしといった戦いぶりでした。

そんな試合をしたものですからファンからは批判の嵐。

これはある程度はあって然るべきかと。

しかし、指導者をしているせいなのか、

それとも現実逃避的な考えなのか、

はたまた頭の中がお花畑の楽観主義なのか、

どうも批判にあるような見方が私にはできないのです。

今回はその理由について解説できたらと思います。

圧倒的な日本

まず皆さんご存知かと思いますが、日本代表の現状を再確認です。

我らがサムライブルーはここまでなんと破竹の10連勝。

アジアNo.1との呼び声も高く、全チームが対策を練れど勝ちを計算できないような地位にあります。

FIFAランクは昨年12月時点で17位。

その下にイラン、韓国、オーストラリアと続きます。

やはり上位にはヨーロッパ、南米勢。

そしてなにより目標は2026ワールドカップでの優勝です。

対して今回はアジアのトップを決めるためのアジアカップです。

『強化』を目指す指揮官にとってこの戦いは簡単ではありません。

最終目標を達成するために必要なこと

なぜなら今まで通りのスタイル・戦術・選手起用ではこの代表活動期間をうまく利用できないからです。

「これが日本のベストだ!」という形を取ったとしましょう。

結果がでて得られるのは「やっぱり俺たち強いよね」という少しの自信と、少しの成熟です。

しかし本線で必要なのは「大胆なターンオーバー」です。

事実、ベストメンバーの日本代表はかなり強いですが、大きく入れ替えると別チームぐらい落ちます。

「それは仕方ない」と言えばそれまでですが、優勝を目指す日本にとってそうは言っていられません。

今の日本に必要なのは「新たなオプション」「新たな代表選手の発掘」「難しい状況での対応力」です。

何があっても言い訳はできない

そう考えると、今回の日本の試みはあながち無駄ではなさそうです。

いくら強いと言えど、

「あの選手がいなかったら?」

「日本の強みを消されたら?」

「相手が対抗策を打ってきたら?」

「そもそも対戦相手が完全に格上なら?」

いつも通りの強さは出せないでしょう。

そのため、「南野を左サイド起用なんて間違っている」

「久保を下げるなんて」

「FWはこっちのほうが良いのでは?」

「サイドバックが機能していない」

なんてことは言い訳にならないのです。

なにせ世界一を目指すチームですから。

アジアの戦いでは様々な不運が重なっても勝ちきらないといけないのです。

「予選2位通過」でもです。

優勝の可能性は消えていない

また今回のごちゃごちゃした感じは決して無駄にはなりません。

「自分の強み」または「味方の強み」を認識するよい機会になったはずです。

そしてそれを発揮するための方法も考えたはずです。

あらゆるカオスな状態で最善を出すためには、自分を知り、味方を知り、要求しなければなりません。

自分と自分のポジションに近い選手のMAXを引き出すために、「ここはやるから、

あれをやってくれ」とならないとピッチ上では修正できません。

複数の選手が起用しにくい中で最適解を探すためにも今回の試合は良い経験になったのではないでしょうか。

それも優勝には望みを繋いだ状態です。

この説が当たって優勝してくれることを願います。

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