子どもをサポート

上手くなる選手に共通する一つの特徴

”上手くなる選手の条件”と聞いてどのような要素が思い浮かぶでしょうか?

よく聞くのは、

「成熟した人間性が大事」や

「絶え間なく向上できる謙虚さが秘訣だ」とか

「彼はよく人の話を聞いていた」などではないかと思います。

しかしこれらのすべてを達成するためにも必要不可欠なただ一つの要素が存在します。

今回はそんな”上手くなる選手”に共通する「一番大切な要素」について乙和えできればと思います。

”上手くなる選手”に共通するただ一つのこと

冒頭にお伝えしたように”上手くなる選手”には様々な要素が必要とされます。

しかしその全てが必要とは言えど、実際には個性によるところも大きく「結局何を親として意識すれば子どものためになるのか」という問いには答えられずにいるように思います。

しかし「これだけは」という共通事項があります。

とても基礎的なことですがこれだけは普遍的だと言えるでしょう。

それは『友達を作る力』です。

”上手くなる選手”は友達と練習している

”上手くなる選手”の練習量の膨大さたるや誰しもが知るところでしょう。

しかし話を聞くところ、

「1対1をずっとしていた」や

「友達と日が暮れるまでサッカーしていた」などそこに名前の出ない第2者、第3者が存在します。

サッカーもチームスポーツですから当たり前のことに感じますが、忘れがちな部分ではないでしょうか。

間違っても「親と四六時中ボールを蹴っていた」などの話ではないことは確かです。

友達との練習で培われる多くのこと

それでは親と友達の何が違うのでしょう?

その子のことを考える「愛」の大きさで言ったら間違いなく前者です。

しかし後者のほうが効果が高いとするのであれば、その間に何かしらの成長を促す要素があるはずです。

結論から言うとこの2者の間には比べ物にならない差が存在します。

それだけ様々な要素で友達が必要だということでしょう。

その中でも最も効果的なのは『社会性の習得』です。

これは練習内容とはほぼ無関係です。

そしてもう一つは『内発性の強弱』です。

社会性の習得

子供が友だちと遊ぶのには生物としての本能的な側面が多分にあります。

子供は脳の発達が未熟であるがゆえに自身のことばかり考えがちです。

しかしそこに友だちがいることで様々な問題が生まれます。

この問題こそが子どもたちを成長させてくれるのです。

考えてみたら当たり前に感じるかもしれませんが、子どもたちだけで遊ぶには『忍耐・責任・協調』の3要素が必要不可欠になります。

例えばサッカーをしていて、大人がいればボールの管理は大人がしますし、子供同士のトラブルも大人が仲裁に入ります。

しかし子供だけであれば数少ないボールをみんなで使わないといけませんし、ボールがなくならないように管理しなければなりません。

また喧嘩ばかりでは遊びは難しいでしょう。

そこで経験する「忍耐・責任・協調」こそが子供を大人に育てるのです。

『内発性』の強い子供同士のサッカー

子供同士でするサッカーの効果が高い理由として、子供がサッカーを「自分ごと」だとして考えていることが大きいと言えます。

心理学的にいうとモチベーションが『内発的』か『外発的』かという差になりますが、外発的なモチベーションは効果がわかりやすく大きい反面、効力は短めです。

しかし内発的なモチベーションであれば効力は長く続き、その子の幸福感にも繋がります。

またそこから派生する効果も内発的なものになり、好循環になりやすいと言えるでしょう。

例えば「ドリブルができた」という経験も、外発的な動機からくるものであればであれば、

「お!言う通りにやったら上手くいったぞ!次はどうするべきか聞いてみよう!」となります。

一部にはこれを『謙虚さ』だという人がいますが大間違いです。

これは外発的動機によるただの『依存』でしかありません。

人は何事も楽な方に流されますから楽に良い成果を得られるのであればそちらに流れて当然なのです。

しかしそれは極めて短期的な成果。

自分の努力が実を結び、「まだできるはずだ!」「これはどうかな?」と試行錯誤していけることこそが長期的な成果には不可欠なのです。

まとめ

子供に対するアプローチとして「早期からのサッカー教育」に踏み出す人が多いですが、本質は子供が求めているものの中にあります。

もちろん子供の”言いなり”ではありませんよ?

「トライ」に対する「エラー」を知りたい子供。

「いたずら」に対する「反応」を知りたい子供。

いずれにしても『行動』に対しての純粋な『フィードバック(結果)』が気になるのです。

子供が学びたいことはいたって原始的なこと。

『自分』と『外の世界』がいかに関係し合っているかを経験しているだけなのです。

大人はその『フィードバック』を歪めることなく、「翻訳装置」として働きかけるとよいでしょう。

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